「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」櫻井彩乃(雲南大学)

奨学金留学生の内定通知をいただいてから約半年が経ちました。私はこの8月に日本の大学を卒業しましたが、大学での中国に関する勉強や約4ヵ月間のオンライン留学を通じ「中国について知りたい」・「中国語が上手くなりたい」という思いが強くなり留学を決意しました。留学の機会をくださった日中友好協会の皆様、大学卒業後に留学するという私の意思を尊重してくれた家族には心から感謝しています。

留学に向けて取り組んだことは大きく2つあります。1つ目は中国語試験への挑戦です。2月に内定通知をいただいた後、3月に中国語検定2級・7月にHSK6級を受験しました。合格に向けては専用の教材を使って学習したほか、日頃から中国語学習に関する動画や中国ドラマ・映画を見て中国語に沢山触れました。結果、中国語検定に合格しHSKも合格相当の点数を取ることができました。しかし、中国語で自由に意思疎通できるレベルにはまだほど遠いと感じています。そのため留学を通じて中国語の実力を伸ばせるよう日々努力します。

面白かった中国ドラマ『开端』

中国語検定の合格証

 

2つ目は中国人との交流です。協会主催のスピーチ交流会には2度参加しました。オンラインでの定期的な交流により、中国語で実際に会話したり中国のライフスタイルや文化を学んだりできました。また、スピーチの準備を通じて作文能力や発音も鍛えられたように感じます。その他、日中学生交流プログラム「ふれあいの場」に参加したり、スマートフォンアプリのHello Talkを使ったりして中国の方々と交流する機会を自ら作るように意識しました。

交流会で使用したスピーチ原稿

「ふれあいの場」におけるミーティングの様子

私は雲南大学に留学しますが、現時点で渡航の目処が立っておらず、しばらくはオンラインでの学習になりそうです。オンライン学習における最大の難関はモチベーションの維持だと思いますが、「中国語能力の向上」と「中国文化の理解」という当初の目的を忘れず日々学習に取り組みます。一方でもし渡航できたなら、色々な場所に足を運び沢山の人と交流したいです。渡航できるその日まで、少しでも中国語を上達させられるよう頑張ります。