「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」三村美月(北京語言大学)

まず、今年中国へ留学に行けることがとても嬉しいです。協力してくれた家族、応援してくれた友人、日中友好協会の方々、現地留学再開のために尽力して下さった全ての方に心から感謝したいです。

今年の3月に大学を卒業してから、早5ヶ月が過ぎました。ほぼ毎日のようにアルバイトをしながら、本当に今年留学に行けるのか、行けなかったらどうするのかを延々と考える日々でした。6月にビザが出るという情報を聞いたときは、本当に安心しました。

それから、ビザを取り、渡航2週間前という状況になり、今は留学への準備に追われています。ビザや留学保険の申し込みだけでなく、今年はコロナの影響で様々な準備や予約をしなければなりません。まず、信じられない値段の航空券の予約をし、事前に行わなければいけないPCR検査二回分の予約も同時にしました。また、持ち物ですが、北京では隔離期間がホテルで10日間、学校の寮で7日間の計17日間と決められているので、そのことも考慮しなければなりませんでした。私は7月に入ってから一度コロナウイルスに感染しており、7日間のホテル療養を経験しました。その経験から、隔離期間中に最も必要だと感じたのは、インスタント味噌汁でした。食事しか楽しみが無い中で、冷たいお弁当だけでなく暖かいお味噌汁の存在は救いでした。なので、宿泊先のホテルにポットがあることを祈り、大量のインスタント味噌汁をスーツケースに詰めました。また、17日間も隔離すれば、外に出られる頃には10月になってしまいます。10月の北京は最低気温10℃にもなるようなので、冬服を準備する必要もありました。以上が現状準備していることです。これらに並行して、8月29日から大学のオンライン授業も始まったので、これから出国までの時間はあっという間に過ぎてしまうのだろうと感じています。

この大変な時期に中国に行くという貴重な体験をさせていただけることに対して、不安が全くないわけではないですが、楽しみな気持ちの方が大きいです。1年間の留学生活が、これまでの人生で一番充実していたと胸を張って言えるものなになるよう、努力したいと思います。