「不安と期待の中で強めた中国留学への想い」浅野亜理紗(北京大学)

2022年度公費留学生として第一回目のレポートを書く時が遂に来た。まずは日中友好協会の職員の方々と家族をはじめ、ここまでの中国留学の道のりを支えてくれた方々に感謝の意を表したい。

それでは、初めての留学への想いを記す。私は大学卒業後に、中国留学することを大学4年生の夏に決意した。高校2年生の時、シンガポール訪問を機に中国語に興味を持ち始め、大学在学中には中国に係る様々の活動への参加や中国の方々との交流を通じ、中国留学に対する想いを深めた。だが、コロナや諸事情により留学をできずにいた。就職活動や実習の中で「今、自分が心からやってみたいこと」とは何かを考え、その答えとして中国留学を卒業後の進路として選択したに至る。

長年夢見た中国留学の私の目標は、抽象的だが自分らしさの発見と、中国語で作詞作曲をすることだ。そして留学を円滑に進め、目標に近づくために留学開始前に行ったことは以下の2つだ。

1つ目は、毎日中国語を使うことだ。独り言や日々の情報収集で中国語を用いることを心掛けた。また好きな中国語楽曲を用いてその日本語訳を考える過程で新たな単語や表現を学習した。

2つ目は、同じ派遣先大学の公費留学生の皆と交流を密にとることだ。オンライン上で一緒に資料を確認し合う提案や連絡を積極的に行い、留学ビザが再開したコロナ下の今年度の留学に係る通常時よりも急であろう手続きに関して短時間で且つ正確にできるように努めた。仲間と共に不安点を少しでもなくし、手続きを済ませていくことは当たり前のようで実は最重要項目の1つだと実感した。

贵在坚持(日本語訳:継続は力なり)」、留学への意気込みとして4年前中国の友人に教わった言葉でこのレポートを締めたい。自己成長を各回の留学レポートで報告できるように挑戦と努力を継続することを肝に銘じて初めての中国留学のスタートを切ろうと思う。