良い意味で自分の価値観が常に壊された楽しい北京留学も残すところ約1週間となり、大好きなこの街を離れるのが寂しい気持ちでいっぱいです。留学前にどの留学先が良いかと調べている時、「北京はつまらない」とよく聞きました。しかし何故そんなことを言っているのでしょうかと疑問が湧くほどとても魅力的な街だと思います。9〜10か月の留学生活(そのうち約2か月は隔離期間でしたが)の中で、自分なりに北京の良さを知ることができました。特に自分の興味のあるライブハウス、古着屋、ご飯屋、ビールバーなどを中心に観光地以外の良いスポットを沢山見つけられました。
北京はとても大きく、関東の約半分程度の面積があるそうです。場所から場所へ移動する時に大体1時間以上はいつもかかり、周りに何もない場所に突然おしゃれなお店が現れたりもします。しかしその分良いお店に出会えた時は嬉しいですし、情報を掘れば掘るほど穴場スポットが見つかるのが北京の面白さだと思います。
また、北京の有名な料理(北京ダック、爆肚,肉饼,饺子など)が好きな人にとっては、美味しく安く食べられる場所が多いのも嬉しいところではないでしょうか。故宮や前门の周辺は北京ダックの有名店が集まっており、数時間並ぶこともありますが並ぶ価値のある美味しさを体験できると思います。
個人的なおすすめは観光スポット以外の街歩きです。特に胡同の狭い路地をぶらぶらすると普段の学校生活や観光地ではあまり無い素敵な出会いや面白い光景がありました。最近行って面白かったスポットは五道营胡同と北新桥の周辺です。五道营胡同はライブハウス、カフェ、バー、ご飯屋さんなどが並ぶお洒落な通りで、程よくローカルな雰囲気もあります。北新桥は人気のご飯屋さんやバーが集まり、夜10時過ぎても外の席でワイワイ飲んで盛り上がる眠らない街という印象です。留学が終わってもまた北京を訪れ、お気に入りスポットを増やして行きたいです。