私の派遣先・浙江大学について、少しではありますがその特徴や自慢を以下に共有させていただければと思います。
食堂の多さ&安さ
紫金港校区内だけで4つも食堂が存在しており、かつそのどれもが美味しくて安いです。全体的な特徴としては、三階建てのものが多く、一階が一品物のタブレット注文形式、二階がバイキング形式、三階が複数人での会食形式(扫码点餐)をとっています。外で食べたらこの倍はするんじゃ…というような料理を本当にお安くいただくことができます。
私の一番好きな食堂は银泉食堂(研究生寮の最寄り)で、他に比べると少しお高めではありますが、特に北京烤鸭が美味しくて時々足を運んでいます。とはいえ、私の住む寮から最も近いのは澄月餐厅(別名:留食)なので、やはり足繫く通うのはここになります。外食や外卖を利用する度に、どれだけ食堂が安くて、種類も豊富で、なおかつ量もたくさん提供してくれているのかという、学生の味方・学食の強さを感じています。
また、良さは食堂のみにあらず、校内にある青果店で安価かつ新鮮な果物を買うこともできます。冷蔵庫でしっかり冷やされたスイカひと玉を目の前でカットしてもらうのは、とても気持ちがいいです。夜遅くまで営業しているので、寝付けない夜などに散歩がてら果物を物色しに行く日も少なくありません。
立地の良さ
私が住む紫金港校区は周囲に大きなモール(西区付近)や美味しいご飯屋さんが密集している(东区)ため、日常生活を送るうえでは何の不便もありません。もちろん外卖も存分に利用できます。ただ、外卖はコロナ禍の影響で、以前は注文者の寮入り口まで直接届けてもらえていたものが、校門横の外卖受取ボックスまで自分で取りにいかないといけなくなりました。なにぶん校区が広いので最寄りの門(西区だと南一門)まで少し歩く必要があるのですが、時間に追われる外卖配達員たちが校内を走り回っていない分、交通の面では安全性が上がっているような気もします。
玉泉校区については、語言生の寮と教室が同じ建物(竺可桢国际教育大楼)に入っているという、何よりの強みがあるかと思います。毎朝8時から授業が始まるとして、7時55分に部屋を出れば余裕で間に合うからです。また、この寮兼教室の建物から目と鼻の先に超市、カフェ、パン屋、青果店、外卖受取ボックス、菜鸟驿站(淘宝、拼多多など快递の受取ステーション)など、生活に関わる大体の施設が揃っているため、非常に便利です。
学内施設の利用
図書館は勿論、体育館、プール(浙江大学生専用Appから要事前予約)など、学内の施設が無料で利用できます(体育館も事前にコートの予約をしておく必要があるらしいのですが、実は仕組みが未だによくわかっていません…笑)。校园卡を施設入り口で読み取らせることで入館可能です。ネットや台などの設備自体は既に揃っているため、ボールやラケットさえ各自で用意すれば、誰でも自由に使うことができます。私はそこで、友人たちと卓球やバトミントンをしたり、バスケットボールやバレーボールの試合をこっそり観戦したりしていました。
紫金港校区の体育館は来たる亚运会の会場の1つでもあります。また開催地ならではの自愿者の募集も近く始まるそうなので、興味があれば応募してみるのもよいのではないかと思います。
日本人留学生会の存在
本科生の方を中心として、TwitterやDingTalkにて日本人留学生会が組織されています。参加自体は強制でも何でもなく、困りごとや履修内容の相談、日中交流会のお知らせ、飲み会のお誘いなど、様々なやり取りがのんびりと行われています。私が中国渡航したのはまだ隔離云々があった時期だったため、先に渡航された方の体験談やアドバイスに、本当に助けられた記憶があります。