「渡航後の生活」河本 希歩(北京語言大学)

今月は念願だった中国への渡航が叶いました。着いたばかりの時は戸惑うことも多かったのですが、もうすでに渡航されている同じ公費留学生の方々の助けを借りながら、今は少しずつ生活にも慣れ楽しく生活できています。

寮は4人部屋で、ベトナム人2人とタイ人の方と生活しています。中国に来たタイミングがほぼ同じだったということもあり、比較的早く打ち解けあうことができました。入居初日からシャワーが壊れているなどのトラブルもありましたが、お互いに相談しあいながらなんとか寮で起こる様々な問題とも向き合って生活しています。

食事については、渡航する前は少し不安があったのですが、学校の食堂だけでも多種多様な料理があり、口に合うものも多く安心しました。ただ日本と比べて、食堂や学校外のお店すべてで、基本的に量が多いように感じています。そのため自分で好きなお惣菜を好きな分だけ取り、量り売りしてくれるお店が食堂にはあるのですが、そこを気に入ってよく利用しています。

食堂での食事

また北京での生活は日本での生活以上に何をするにしても携帯の存在が必須であると感じています。渡航前から中国はキャッシュレス文化が非常に進んだ国というのは知っていたのですが、様々な場面でスマホのアプリへの登録が必要だったり、基本的にはすべてモバイル決済で現金が使えない場合があったりと、日本ではそこまでキャッシュレスで生活していなかったので便利な反面、実際に経験してみて驚くこともありました。ただ中国では携帯番号の再利用による問題も多いようで、渡航後中国の電話番号を手に入れたのですが、アプリを登録しようとすると以前にその電話番号を利用されていた方が既に登録されていて新たにアプリに登録できないなどの問題もありました。

渡航後の生活は大変なことも多いですが、日々新鮮なことが体験でき、学びの多い毎日を過ごせています。あまり長い時間中国にはいられませんが、できるだけ多くのことを吸収できるよう一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

学校の様子