「日本と中国、似ているところ、異なるところ」藤岡 真菜(北京語言大学)

中国の生活で中国と日本が似ているなと思う部分より、同じアジア圏で距離的にも近い国なのに文化がこんなにも違うんだと思うことの方が多いです。

少し前に中国人の友達と魚料理を食べに行きました。その時友達は出た魚の骨やガラを机に直接置いていました。それを見て私は衝撃を受けました。お皿があるのにどうして机に直接置くのだろうと思いましたが、その場で直接聞くことができませんでした。その後、中国人が経営する中華料理店で働いている日本の友達にその話を伝えると中国では普通のことで全然おかしなことではないと言われました。また口を開けて食べる人が日本人に比べて多く感じます。私は幼い頃から口を開けて食べないと言われてきたので、口を開けて食べる=良くないというイメージがあります。中国の方でも様々ですが、口を開けて、話しながら食べる人が日本での生活より多く見られるので、口を開けて食べないという常識は日本人だけなのか?と最近思い始めています(笑)

また公共交通機関での電話や動画の視聴もイヤフォンをせず堂々と見ている姿を見ると未だに違和感を感じます。しかし、日本に留学に行っている中国の友達が日本の公共交通機関が静かすぎて怖いと言っているのを聞いて、自分の当たり前は当たり前ではないんだと思うようになりました。

私のルームメイトはポルトガル人なのですが、以前のタイのルームメイトも電話や動画を見る時イヤフォンを基本使いませんでした。他の日本人の友達のルームメイトはロシアやベトナムなのですが彼女たちも使わないと言っていました。人それぞれではあるのかもしれませんが、他人に迷惑をかけないように気を遣って、気を遣いすぎているのは日本人だけなのかと少し思いました。

自分の当たり前があたりまでないことが多すぎて、臨機応変に対応するのが苦手な私にとって海外での生活は人生経験をあげる良い場だと思うので残された留学期間悔いのないように、そしてまだまだ新しい発見もしていきたいです。

オリンピック公園にピクニックに行った写真。 お花の前で写真を撮ってる人が本当に多く私もつられて撮りました。