「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」 足立星詩乃(浙江大学)

似ているところ

漢字について

日中間で似ているものといえば、やはり漢字だと言えるでしょう。今学期は精读课、阅读课、口语课、写作の4つが開講されていますが、その中でも阅读课はその性質上内容をざっと読んで理解していくスタイルなため、文中に出てくる新出単語については、部首や旁、(日中間で語意が完全に同じというわけではないのは承知で)各漢字の意味から語意を類推することで、内容読解の助けにしています。ただし、目に見える漢字という共通点はアドバンテージにできつつも、その他音で対応するスピーキングやリスニングはまだまだですので、引き続き努力が必要です。

異なっているところ

交通費について

既に以前書いているかもしれませんが、中国に来て非常に驚いたことは交通費が非常に安いということです。例えば紫金港校区から玉泉校区までの電車通学では、片道たったの4元しかかかりません。またタクシーについても、高德地图などから呼べばものの数分でやって来る上、(经济型であれば特に)日本では考えられないほど安く乗れてしまいます。授業遅刻寸前の朝に利用したときは、およそ8kmで約20元という値段でした。そのため、これに味を占めて「遅刻しそうになったらタクシーで行けば間に合うし」という考えが頭をよぎるようになってしまいました…(笑)。

 

食について

中国では何でも食べる、と風の噂で聞いていた通り、牛蛙、豚の脳みそ、鴨の舌・頭、鶏の爪など、日本では食用として出会ったことのない珍味が豊富に存在しますし、かつそのどれもが絶品です。また、これも風の噂で「中国では最後、食事を少し残すことが美徳だ」と聞いていたのですが、至る所に「厉行节约 反对浪费」と、必要な分だけ注文して食べるよう全体で取り組んでいる様子が見られています。もし食べ切れない場合でも、打包盒を用意して持ち帰るのが一般的なようです。

 

お酒について

コロナビールや青島啤酒など、新学期が始まって以降初めて挑戦したお酒が多いのですが、そのどれもが日本に比べ度数が低く、ビール特有の苦味も控えめで飲みやすい気がします。加えて非常に安価であり、4月は調子に乗って飲み過ぎたと反省中です。また値段の幅はあれど酒吧も数多く点在し、たまの贅沢でクラスメイトと謎のカクテルを頼むのが楽しいです。

 

中国には新鮮な驚きが数多くあるために相違点ばかり挙げてしまいましたが、勿論上記の他にも共通点・相違点は存在しています。それはまた別の機会にお伝えできればと思います。

上海旅行にて―东方明珠―

上海旅行にて―田子坊―

「讨厌的日子已经过去」粋な名前のカクテルで、お値段も味も煌びやかでした。

『灌篮高手』日本で見れなかった映画を遂に中国で見ることができました。日本語と国語(中国語)の両方見ましたが、まだ見足りないほど面白い映画です。中国でも強烈な人気を誇っており、SLAMDUNKのTシャツを着た方を頻繁に見かけます。

「大川先生・小龙虾・川菜」にて烤鱼