「1ヶ月目の北京で発見したいろいろ」刀禰千春(北京電影学院)

3月6日に関西空港からフィリピンへ飛び、7日に北京に到着しました。今私の中には、まだ1ヶ月も経っていないのに多くの経験ができたなという満足感と、5ヶ月しか中国にいられないのにもう1ヶ月がすぎてしまったのかと焦る気持ちの両方が存在しています。

満足していることは、この1ヶ月足らずでたくさんの問題に直面しそれを解決できたこと、中国人の友達を作れたことです。中国に到着して一番困ったのは、中国の電話番号をゲットし銀行を開設するまで、交通機関の利用を含め“お金を使うこと”が難しい点です。私は微妙な時期に到着してしまったため、自力で学校まで行かねばなりませんでした。幸い、空港バスのチケット売り場のおばちゃんはとても親切で、現金でチケットを購入しようとする私の拙い中国語を辛抱強く聞き取ってくれ、バスの乗り方も説明してくれました。学校に到着した後、幸運にもオンライン授業で一緒だったクラスメイトに偶然出会い、一緒に学生食堂で夕食を食べました。(この時現金しかなかったので、お金はクラスメイトに借りました…笑)翌日3人のクラスメイトが一緒に携帯番号(中国SIMカード)の手続きと銀行口座開設の手続きに着いて来てくれたので、やっとお金の問題が解決しました。すでにキャッシュレス化が進んでいる中国では、地下鉄やバスに乗るのも(地下鉄の自動券売機は中国国籍の身分証が必要なようでした)、共有自転車に乗るのも、買い物の時も、中国の電話番号で『SMSを受け取れる』(ここ重要です!Amazonなど通販で購入できる香港SIMカードだとSMSが受け取れないものがあります)スマホが必須です!

その他にも日本人留学生が直面するであろう問題として、見た目が中国人に見えるため、お店の店員さんが高速かつ訛りのある中国語で話しかけてきます。私は初めの頃、何も聞き取れずとても焦りました。会話をするうちに相手が外国人だと気づいてくれますが、それを店に入るたびに繰り返すので(日本よりも店員さんが積極的にセールスしてきます!)、自分の中国語力のなさにかなり落ち込みました。しかし見方を変えると、これはとても良い機会です。今では買い物に出かけたら、積極的に店員さんと会話をしています。外国人だと気づかれるまでのタイムを伸ばしていきたいです(笑)

また、中国留学で一番難しいだろうと思いつつも、一番望んでいたことは中国人の友達を作ることです。しかし、ビギナーズラックと言うべきか、偶然の縁で中国人の友だちを作ることができました。私の学校には3ヶ所の学生食堂があり、食堂では学生カードにあらかじめお金を振り込んでおいて使います。しかし、そのうち1ヶ所では私たち進修生の学生カードが使えません。初めはそれを知らされていなかったので、その食堂に行っては支払いの際に「エラー」表示が出て、周りの学生に助けてもらっていました。その時に助けてくれた数人の子と、今ではとても仲の良い友達になれました。一緒に博物館や公園に行ったり、昔ながらの通りで食べ歩きをしたりしました。本当に運が良かったと思います。でもフィリピン人の同級生はとても社交的で、WeChatにある「周辺」にいる人を検索し、あいさつを送れる機能を通して中国人と知り合っていました。こんな方法もありですよね。絶対に何かきっかけがあるはずなので、これから留学される方もぜひチャンスを掴んでください!

学食の写真

恭王府で爆笑する私

北京動物園のパンダ

天津の馬車のモニュメント、本物の馬車にも乗れます!

学校で開催された映画のイベント