「中国語の勉強方法」中村桃夏(華東師範大学)

今回のレポートテーマが“中国語の勉強方法”ですが、現在の勉強方法で独自に行っているものは特になく、毎日学校の授業の予習・復習のみ行っております。漢語進修生であれば、ほとんどが中国語の授業のみで他の勉強にも時間を割き、より中国語の理解を深めることができると思います。しかし私は現在、本科生と一緒に学ぶ普通進修生であるため、中国語の授業以外に、学部の授業があり、これらについていくのに必死です。また、クラスメイトのほとんどがネイティブであり、私は彼らが理解に苦しまない中国語を勉強しながらの学習なため、理解するのに彼らの倍以上かかります。そのため、毎日欠かさず予習・復習を行い、授業中にはちゃんと発言でき、理解に苦しむ時間を作らないようにしています。サボって事前に単語などを予習しなかった日にはもう災難です。授業中に辞書で調べている間に先に進んでいたり、当てられたりしその授業が終始、脳内にハテナ?が浮かびます。これらを避けるためにもやはり予習・復習は欠かせません。するとアルバイトとの兼ね合いもあり、必然的に他の勉強に時間を割くことができません。個人的には、様々な教材に手を出して勉強するより、授業で扱っているもののみを完璧になるまで繰り返し学ぶ方が、結果として中国語の向上につながると思います。

実際に私が受けている授業に対し、授業内容や、それぞれどのように予習・復習をしているのか参考までに紹介いたします。

 

・中级汉语听说(月曜と水曜):中国語の授業で、主にリスニングや長文読解とその音読をします。事前の単語の予習と、長文で分からない表現や声調を書き込んでいます。授業中に先生が教えてくれますが事前に自分で調べておくと、理解力が全然違います。授業準備だけで何時間かけているか分からないほど行っています。

 

・HSK5级辅导(月曜):HSK5級対策の授業です。ですがほとんどの学生がすでに取得済みであり、その場合は“免听申请”をすることができます。宿題やテストを受けるだけで良いため、私も申請し、基本は授業には出ず、気になる単元の授業にだけ出ています。宿題やテストはアプリの「Super Test」を使っています。予習は特にしていませんが、宿題で間違えた問題は解説をよく読むようにしています。

 

・汉字提高(火曜):漢字の種類や由来などの知識を深める授業です。また、同じ漢字を使った似た単語の紹介があり、知らないものばかりでとても勉強になります。毎回250単語あるため1回見ただけでは覚えきれません。録画授業なため何回か見返しています。先生のPPTを1枚ずつスクショしてipadのノートアプリに書き込んでいます。

 

他にもいくつか授業がありますが長くなってしまうため、次回のレポートで紹介いたします。どのような授業があるのか気になる方へ参考になればと思います。

iPadのノートアプリ

 

中级汉语听说课の教科書