「中国語の勉強方法」黒田稔子(北京語言大学)

私の中国語の勉強方法は二つある。

一つ目は、中国人の友達と一緒に勉強したり、遊ぶことである。北京語言大学は日本語を専門として勉強している生徒はもちろん、外国人に対して中国語を教える学科の生徒も多い。そのため、中国人の学生と相互学習をしやすい環境である。私には言語パートナーがおり、そのパートナーが優しく、そしてわかりやすく教えてくれる。パートナーが忙しい時は、図書館の音読スペースで日本語を話している人に声をかけて中国人の友達を増やすようにしている。

二つ目は中国のドラマやバライティー番組を中国語で見ることである。日本で、この勉強方法をしていた時は、わからない単語が多く、苦痛な思いをした。そのことを踏まえ、最初は普通话のディズニー映画やアニメを見ながら、中国語を聞き、中国語字幕で見て慣れるようにした。また、留学生同士で中国のエンターテイメントの話になれば、それをできるだけ見るように心掛けている。コロナウイルスの影響で、本当に中国に来たかった気持ちの強い留学生が多い。その人達からおすすめのドラマやバライティー番組の話を聞き、面白いという感想だけでなく、中国語が難しいかどうかも知ることができる。また、もし内容がわからない場合、どういう話なのか聞くことができる友達できて、勉強することが楽しい。

特に個人的におすすめエンターテイメントは、テンセントのWeTVにあるディズニーのアニメ映画と「明日之子」シリーズである。ディズニー映画は基本的に単語が易しく、もし中国語が理解できなくても、話の内容がわかりやすい。テンセントのWeTVにはたくさんのディズニー映画があるため、同じ映画を何度も見たい人は、自分のお気に入りの映画で中国語を学ぶことができ、飽き症の人は新しいディズニー映画を見て楽しみながら勉強できる。私は飽きてしまうタイプなので、自分が見たことのある映画は普段のBGMとして流し、見たことがない映画は単語を調べながら見ている。「明日之子」シリーズは、教えてもらったバライティー番組であり、サバイバル番組である。このサバイバル番組は、歌が中心の番組なので、中国語が難しくても楽しく見ることができ、中国の有名な歌手や伝統的な楽器について知ることができる。また、このサバイバル番組に出ていた人が別の番組に出演することもあり、見たい中国バライティーが増えていくことも魅力の一つである。

明日之子

ディズニー映画

この二つの勉強方法を帰国しても続けていきたい。