私が最後に中国を訪問したのは10年近く前だったので、今回留学するにあたって、今現在の中国はどうなっているだろうか、日本と大きく違う点はあるのだろうかと期待に胸を膨らませていました。結果として、生活する中で日本との違いを感じた点が多くあるので、今回のレポートではそれらを紹介していきたいと思います。
決済方法
中国に来て一番に感じた違いはやはり決済方法です。中国ではアリペイやウィーチャットペイが普及していると聞いてはいましたが、現地に来てみたら老若男女問わず当たり前に電子決済を使っており、現金を見かける機会すらもなく驚きました。友達とご飯を食べに行った際も、1人が代表して決済、その後ウィーチャットでグループを作りお金を回収すれば簡単に割り勘ができるので、とても便利です。
交通費
中国でどこかへ出かける際も日本と同じく地下鉄やバスを利用することが多いのですが、中国での交通費は日本と比べ格段に安いです。東京で1時間ほど地下鉄に乗りどこかへ出かけたとすると600円ほどかかるのに対し、上海では市内の端から端まで移動したとしても120円ほどです。タクシー料金も日本よりも格段に安く、1時間ほど乗ったとしても600円ほどで済みます。また、タクシーの呼び方も日本とは違い、中国では先に地図アプリで出発地、到着地、料金範囲を指定し、条件に合うタクシーを探す、という形です。そのため乗車前から料金と大隊の到着時間を知ることができ便利です。ちなみに地下鉄もタクシーも、料金の支払いはもちろんスマホです。スマホ一つで全てができる中国での生活に慣れてしまったので、タクシーに乗る際も直接捕まえ、決済時には小銭や紙幣と向き合わなくてはならない日本での生活に戻れる気がしません。
身だしなみ
日本の大学では化粧、おしゃれをした学生を見かけることが多いのに対し、中国では部屋着のような楽な服装にすっぴんの学生の方が圧倒的に多いです。また街中を歩くと、動物の耳のついた被り物を被った人やぬいぐるみを持ち歩いている人、日本の制服のコスプレをした人など、日本ではなかなか見かけない服装をした人を見かける機会が多いです。日本でこのような服装をしていると知らない人に冷たい目で見られてしまうような気がしますが、中国ではそのようなことは一切ありません。いい意味で他人が何を着ようが一切気にしない、そんな中国人の寛容さが私はとても好きです。
以上の3点が、私が中国に来て最も日本との違いを感じた点です。中国と日本、二つの国・文化の中にそれぞれの良さを見い出せればと思います。