私が留学している上海の魅力の一つは古今東西が入り交じった街並みだと思います。上海では現代的で華やかな高層ビル群から南宋時代の古い街並みまで、様々な雰囲気を楽しむことができます。
上海と言えばまず名前の上がる場所の一つが外灘です。外灘からは上海のランドマークとも言える東方明珠電視塔、上海タワー等が見えます。夜には華やかにライトアップされ、いつも多くの観光客で賑わっています。そして反対側の中山東一路沿いには西洋風の建物が連なっています。
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外灘
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中山東一路
1920-1930年代、租界時代の上海では石庫門と呼ばれる集合住宅が盛んに建てられました。その石庫門住宅を修復し、租界時代の街並みを再現した「新天地」と呼ばれる場所があります。まさに古今東西が入り混じったと言える不思議な雰囲気の漂う新天地は、上海におけるファッションやグルメ等の中心地となっています。
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石庫門
新天地の他、武康路でもフランス租界時代の雰囲気を楽しむことができます。1920-1930年代に建てられた西洋風の建物が連なる武康路を歩くと、フランス旅行に来たかのような錯覚に陥ってしまいます。武康路でひときわ存在感を放つのが武康大楼であり、上海のランドマークの一つとなっています。こちらの武康大楼、お部屋が売りに出されているのですが、値段を確認したところ6億円とのことでした。
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武康大楼
上海には古い街並みがそのまま残された美しい古鎮も沢山あります。私はそのうちの一つ、七宝古鎮(七宝老街)を訪ねてみました。中国を感じさせるレトロな街並みに小吃店がずらりと並び、食べ歩きを楽しむことができます。また、一本奥の通りに入ると、道沿いで中国将棋をするおじいさんたちや洗濯を手伝う小さな男の子など、そこに暮らす人々の生活も垣間見れてとても興味深かったです。上海での食べ歩きで必ず食べてほしいのが葱油饼です。台湾の屋台グルメとして有名な葱油饼ですが、実は上海が起源なんです。
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七宝老街で見かけた少年
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七宝老街
様々な顔を持つ上海での生活は、毎日が新しい発見の連続でとても楽しいです。