つい先日始まったと思いきやもうすぐ丸一年のオンライン留学が終わりを迎えようとしています。昨年の夏、ある教授がおっしゃった「来年の夏に東京オリンピックが開催されたら、中国への渡航は可能になるだろう」という言葉に期待を込めて、留学の期間を変更するなど試行錯誤しましたが、大きく外れる結果となりました。。。残り少なくなってしまった留学生活に寂しさも感じております。最後まで後悔のないように過ごしたいと思っている次第です。
それでは、今回のレポートテーマ「私の留学している大学の特徴、自慢(新たに留学を希望する人たちに向けて)」について述べたいと思います。
私の留学している北京師範大学は、北京大学、清華大学、中国人民大学とともに北京四大大学と称されています。新中国建国後に、国家によって設立された最初の教育大学であり、多くの名門大学にも優秀な教師人材を輩出している中国の教職育成の最高峰と言われています。そのため、とにかく先生方の教え方が上手です!!!特に、文法や新出単語の説明は本当に分かりやすいです。また、日本で留学経験や仕事経験がある先生も一定数おり、日本語が通じる先生もいらっしゃいます。発言の途中で言葉が詰まってしまい、単語が思い出せなくて困った時も熱心に耳を傾けてくれ、フォローを入れてくれます。また授業時間外にWeChatを通して質問しても瞬時に回答してくれます。さらに、使用している教科書の新出単語欄の説明欄も、簡単な中国語、英語、韓国語、日本語の4言語で書かれているため、自分の復習の際にもすごく便利です。
語学のクラスもレベル別に細分化しており、最初はテストの結果によってクラスが決まりますが、自分から希望すれば、クラスを変更することができます。あるいは、先生から「あなたにとっては、このクラスは少し簡単かもしれないから、上のクラスを試聴してみたら?」などと提案もしてくれるので、本当に自分自身にあったレベルのクラスを見つけることができます。また、語学授業だけでなく、中国文化や専門的な授業を受講してみたい人にもおすすめです!これらの授業はある一定の語学力を必要とするため、留学の前半は語学力を徹底的に鍛え、後半に語学授業にプラスして受講することをお勧めします。
最後になりますが、北京師範大学の名にも“師範”という単語があるように、先生方も常に日頃の授業から生徒が将来の教師となるだろうという想定を視野に入れつつ、授業をしていることが感じ取れます。他の大学の授業を受けたことはないため一概には言えませんが、北京師範大学は特に中国語を学びたい人、将来先生になりたい人などにお勧めできる大学がと思います。もちろん私のように教職を目指してない人にもお勧めです。今まで教職について知らなかったからこそ、授業に対して新たな視点を持つことができ、新しい可能性を広げることができます。また、授業だけでなく、作文大会やドラマの吹き替えコンテストなど、さまざまなイベントを開催してくれます。一生に一度、ここでしか体験できないものもあるので、是非積極的に参加してみてください!
残念ながら現地には行けてないため、主に自分がオンライン授業を通して感じたことを紹介してきました。少しでもこれから留学する皆さんの学校選択の参考にして頂けたら幸いです。