「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」髙桒龍(華東師範大学)

留学が始まったのがもう約10ヶ月も前のことで、当時のイメージしていたものをあまり覚えていないのが正直なところです。オンラインでの留学だったので日本の大学のオンライン授業とあまり変わらないのではないかと思っていましたが、基本的には殆ど同じような感じでした。実際にはオンライン授業で中国人と接する機会よりも、中国以外の国の人と接する機会の方がメインで、授業中に関わることのできる中国人は先生くらいしかいないので、オンライン留学というよりはインターナショナルスクールで中国語を学んでいるようなイメージです。気づいたこととしては結局どこの国の学生も同じような割合で積極的な学生とまあまあ普通くらいの学生とが混在するということです。一応、留学ということなので、ほとんどの人が自分から応募して参加しているのですが、オンラインでの授業でもあったのでやる気を持続することがやはり難しく、途中から参加しなくなったりする学生もいて、やはり国は違えど人間であることは同じなので共通する部分もあるのだと気づきました。日本の学生は授業中に消極的で、海外の学生は積極的であるというような固定観念を自分は少し持っていたのですが、確かに日本の学生は消極的である割合が多いですが、積極的な学生もいますし、海外のも消極的な学生はいます。そこで今回自分がもう一つ気づいたこととして、自分のクラスの大半が欧米圏とアジア圏からの学生で、欧米の学生とアジアの学生間の違いとして、欧米の学生は先生が喋っていようが途中で急に喋り出したり、自分が分かるまで何回も授業を中断させてまで聞き続けるということがあり、逆にアジアの学生は先生が質問はあるかと聞いてきたときに話し出すという点が大きく違っているような気がしました。そして、もちろん先生は中国人でアジア圏の人間なので、自由に発言する欧米の学生に慣れておらず、急に何度も同じ質問をされてたまにムカついているような口調になったりしていたことがあり、その時は面白いなぁと思いながら、さらに油を注がないようにやり過ごしていました。このような点が自分の先ほど述べた固定観念を生んだのではないかと思いました。

一応12月28日に最後のテストを終えて自分の留学生活は一区切りしましたが、まだ後2ヶ月分くらいレポートを書かなくてはならないので、ネタ切れにならないように少しでも沢山中国に触れていきたいと思います。