「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」伊藤 真弥(上海外国語大学)

オンライン留学を始めて数か月がたち、気持ちに少しずつ周りを見る余裕が出てきました。そこで気づいた点について話したいと思います。

留学前のイメージ

・中国語が聞き取れず初級のクラスですらついて行けない

・友達ができない

・発言できず授業に参加できない

・オンライン留学のため語学力を伸ばすのは難しい

留学が始まるまではこのようなことを考えていました。大学を卒業してからも中国語の勉強をしている友人がおらず、自分の中国語レベルについて客観視する機会がなかったため、比較的ネガティブなことを考えることが多かったです。また、オンライン授業を受けることも初めてで、パソコン周りの設備についてもいろいろ調べたり、友人や先輩留学生から話を聞いたりしていました。

実際に留学が始まってからは、イメージしていた以上に楽しく授業を受けることができています。気づいたことについては次の通りです。

気づいたこと

・耳が中国語に慣れるから聞き取れるようになる

・現地での留学に比べると少ないがクラスメイトと交流できる

・間違えることを恥ずかしいと思わなくなる

・他の言葉に言い換えるなど知っている言葉で伝えようとするようになる

・自分のやる気で言語力は伸ばせる

語学を勉強している人なら一度は聞いたことのあるような定番な事柄が多いかもしれませんが、自分で改めて体験すると誰かに言いたくなるのだなと思いました。また、新たに発見した、気になっていることとして、「国が違うと中国語の発音の癖が違う」「国によって全く異なる考え方がある」があります。これまで中国人以外と交流する機会が少なかったため、自分の意見の発表や討論をすると「そんな見方や考え方があるのか」と毎回本当に驚きます。中国語を勉強していたからこそ、この違いを感じることができていると思うととても幸せに感じます。

前期の終わりも近く、後期からクラス替えもあるようです。今後もたくさん発見をして、中国語のレベルアップと自身の視野や見解を広げていきたいと改めて思いました。