私が中国語関連で関心のある事が2つあるので、今回はこれらを紹介したいと思います。一つ目がCポップで、二つ目が「老高与小茉」(ユーチューブのチャンネル)です。
Cポップ
中国の音楽については、今までなぜかバラード調なイメージが強くあまり触れてこなかったのですが、抖音の人気曲を集めた「抖音歌曲2021最火」に出会い、自分の中のCポップのイメージが一変しました。曲調は邦楽と洋楽の間のような感じで、ラップ調の部分はKポップに近い感じもあり、いろいろなジャンルの音楽の“良いとこ取り”をしている曲が多いように感じます。また、歌詞に注目すると多くの美しい表現と出会うことができ、日本語訳を通じて歌詞の意味を理解するのではなく、中国語のニュアンスを直接知れることはすごく素敵なことだと感じています。同時に、初見の単語や表現も多く出てくるので、中国語の勉強にも非常に役に立ちます。中学生のころ英語の授業で何度も歌った洋楽を覚えているように、Cポップを覚えることで中国語を学ぶのも一つの方法だと思います。
韓国の音楽は日本に入ってくるのに、中国の音楽はまだまだ日本人にとってなじみのないもののように感じるのはなぜでしょうか。原因は、中国には韓国のような世界的歌手やグループがいないことや(恐らく自分が知らないだけでいる)、そもそも中国に関する情報がニュースを通して伝えられる時事的なものに限られていることが挙げられます。中国の音楽文化を発展させたり情報を広めたりするのは簡単ではないかもしれませんが、自分や中国文化に関心がある人が少しずつ周りの人にその魅力を伝えることで、日中間の交流が活性化するきっかけになればいいなと感じています。ちなみに自分が今お気に入りの曲は、「比尔的歌」「夏天的风」「飞鸟和蝉」などです。ぜひ聞いてみてください。
老高与小茉
こちらは老高と小茉の二人があるテーマについて研究内容を説明したり考察を展開したりする教育系あるいは科学系のユーチューブチャンネルです。このチャンネルの魅力は主に三点上げられます。一つ目が、取り上げるテーマの面白さです。例えば、「多重人格の分裂」「海はどれぐらい深いのか」「人と霊長類の違い」「人類滅亡の後」などがあります。こういった割と抽象的で普段考えないようなテーマに関心がある人はぜひ一度見てほしいです。二つ目が、編集による動画の見やすさです。話す様子とアニメーションなどのバランスが良く字幕も読みやすいので、多少語彙が分からなくても大体の意味を掴むことができます。三つ目が、老高と小茉の会話が視聴者の目線からの発言であることが多く、難しい話でも視聴者に寄り添って話を進めてくれる点です。基本的に会話ベースで動画が構成されているので、一方的な講義を受けているような感覚にはなりません。少しでも興味があればこちらもぜひ覗いてみてください。