「大学(授業・試験・生活・寮)、授業がない時、休日の過ごし方」納田梨央 (中央戏剧学院)

一年間延期した留学が秋学期からついに始まりました。今学期もオンラインでの授業となってしまい、現地での生活を経験することができないのはとても残念に思います。やはり日本にいると学習したことをアウトプットする機会が圧倒的に足りません。いかに自主的に中国語を話す機会を設けられるかが今学期の課題となりそうです。とはいえ、授業内容自体には満足しています。中央戏剧学院での授業は日本時間の9時半から12時45分までの約3時間です。始まった当初はクラスメイトのレベルと先生の話す中国語の速さに面喰い、自分はこのクラスにいてもいいのかと不安に駆られました。一か月経った現在も授業についていくのに必死の毎日ですが、発言する機会も多く、語彙や听力は少しずつではありますが着実に向上しているように感じます。また、演劇系の大学ならではの発音矯正の授業では発声の仕方や口の形など細かい部分まで指摘されるので、より正確な中国語を身につけることができます。意思疎通を図るためには正確な声調と発音が大事だと日々の授業で痛感しています。

 

文法や作文の課題は毎回先生が丁寧に添削してくださります。最初は百文字書くのにも苦労しましたが、少しずつ慣れてきました。

オンライン授業はその日の授業が終わってしまうと中国語を使わない生活に戻ってしまうという難点はありますが、日本にいることで授業後の時間を有意義に使えるというメリットもあります。私の場合は授業後、予習復習に加えて就活や資格試験の勉強を並行して進めています。また、日中友好協会の活動にも参加することができます。去年に引き続き今年も神奈川県日中友好協会青年学生部会(チャイ華)のオンラインイベントの企画を担当することができました。

今学期はHSK5級と6級の受験を目標にしています。日本にいたからなかなか語学力が伸びなかったなどと後になって言い訳はしたくないので、オンライン授業と日々の予習復習には引き続き全力で取り組んでいきます。