「2か月が経過して」木下美杜(北京語言大学)

授業が始まってからのこの2か月は一言で表すと「大変」でした。理由としては授業面、授業以の学習、休日の過ごし方についての3つがあります。

まず授業面についてです。オンライン授業で一番難しいのは意思疎通です。クラスの学生や先生と話す時使う言葉はもちろん中国語です。しかし単語が浮かんでこなかったときや適当な表現がわからないときに、もし現地で同じ教室で学習していればジェスチャーを使って伝えることができます。しかしオンライン授業では映る範囲が限られ、ネットワークの状況によっては画質も悪くなってしまうため伝わりにくいです。また、授業で使う教科書はネットや微信で配布されるので、それを印刷して授業に臨んでいます。ただ、一部の教科では規制で印刷ができず、メモがしにくいために内容が頭に残りにくい時があります。ほかの学生を見てみるとタブレットを使ってノートを取っている様子もあるので、私も試行錯誤しながら自分に合った方法を見つけたいと思います。

教科書

次に授業外の学習についてです。各教科単語や课本の予習が課題として出されます。そのほかにもスピーチや作文が出されることもあります。北语ではアプリで授業の録画や内容が配信されているので、何度も見直すことができます。初めのうちはそのアプリを使って授業を確認して復習していましたが、だんだんと録画が溜まってしまい今では課題を期限内に提出することで精いっぱいになってしまいました。これからまだ授業は続くので、どのように時間を確保して課題と自習を行うかを考えていかなければいけないと思いました。

授業で使用しているアプリ

最後に休日についてです。今月からアルバイトが本格的に始まり、土日は基本的にアルバイトに出ていました。オンライン授業で日本にいるからこそできることではありますが、その分中国語に触れる時間が減ってしまったなという風にも感じています。

今回は大変なことについて多く書いてしまいましたが、北语の先生方はとても工夫して海外にいても現地に近い形で授業ができるように工夫してくださっています。この留学で仲良くなった学生とも交流しながら一年後には成長できたと胸を張って言えるように努力を続けていきたいと思います。