「留学への思いと準備」松延伶美(浙江大学)

私は将来、中国の文化をよく知り中国語を適切に使って自分から積極的に人を助けられるような客室乗務員になって、日中友好の懸け橋として貢献したいと思い、留学を志望しました。

2021年の2月頃に留学の内定をもらってからは、現地で充実した生活を送るためにとにかく中国語力を高めることに専念しました。不完全でも、自分の言いたいことを即座に伝えられる中国語力を身につけることを留学前の目標としました。

そのため、まずHSK6級で180点以上取ることを目指して、夏休みは大学の図書館で毎日リスニングや単語を中心に勉強しました。リスニングで一度聞いて聞き取れなかった単語を調べて意味と拼音をノートに書き出したり、中国語の長文を読んで自分が覚えていない文法を確認したりしました。そして2021年9月にHSK6級を受けました。結果はまだ出ていませんが、自分では全力を出し切ったと思っています。

私が使った中国語の教材

 

中国語の単語ノート

留学について困ったことは、オンライン留学をするか、留学を延期するか判断を迫られたことです。

私は結局半年延期することにしました。理由は新型コロナウイルスの感染が拡大してからおよそ1年半で、世界でワクチンがある程度普及してきたので、半年後は渡航できるのではないかと期待しているのと、やはり現地に行って勉強したいと考えたからです。中国で生活することで、現地の習慣や文化を体験するとともに、その中で自然な中国語を身にけつたいという思いがあります。また現地の人とコミュニケーションを積極的にとってお互いの国について理解を深め合いたいです。

今後、コロナ禍のこの状況がどう変化するか分からず、予定通りに行かないことが多くあると思います。もし渡航ができるようになり、中国へ留学するとなれば今行っている日本の大学を休学することになるのでその手続きに追われたり、留学が終了して復学した後の就職活動のことを考えたりなど、色々な事の先が見えず将来がとても不安ですが、自分の夢に向かって今できる努力を怠らず続けていきます。