オンライン留学生活も残り2ヶ月となりました。時間が過ぎるのは本当に早いです。また、未だ渡航の目途が立っていないのは非常に残念でなりません。中国含め、少しでも世界の情勢が落ち着くことを引き続き祈っております。
さて、今月のテーマは「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」です。現地に居ないので、普段個人レッスンでお世話になっている先生方や中国の友人と話す中で分かったことを共有します。
まず、大きな違いだと感じていることは結婚観です。日本国内では近年、別居婚や事実婚など新しい結婚スタイルの増加やそもそも結婚を選ぶ人が減っていると感じています。しかし、中国の先生にこのことを伝えたところ驚いてました。特に別居婚に関しては「それは結婚している意味があるの?」とおっしゃっていました。加えて、中国では30代近くになってからもパートナーがいない場合、周囲の人が心配してパートナーを紹介することがあるそうです。それほど結婚はとても重要なライフイベントなのだと感じました。また、中国の友人から聞いたのですが、結婚相手を選ぶ条件として、家の有無や学歴が今もなお重要視されているそうです。このことから、日本の方が結婚に関して柔軟なのではと思いました。
次に、似ている部分についてです。個人レッスンの先生方と話す中で「思っていることを直接言わない」や「カップルや夫婦間での愛情表現を公共の場の前でしない」など、生活習慣は似ていると感じました。私はこれまで、中国の方は日本よりもオープンな性格だと思っていたのですが、意外にも話す中で日本と同じだと感じる部分が多かったので驚きました。現代社会において両国共に繊細な性格へと変化しているのかもしれません。また、礼儀に関しても似ていると感じました。日本はサービス面で礼儀正しいとよく言われていますが、中国も近年サービスの質が向上しています。最近では高田馬場にオープンした中国料理屋へ行ったのですが、その微信群でテイクアウトの注文やお客さんからの質問に答えている様子が見受けられました。日本ではお店のSNSグループに個人が参加することが少ないので、面白いと思ったのと同時にこれも合う種のおもてなしであると感じました。方法は異なりますがお客様を喜ばせたいという思いは共通しているのだと思いました。
最後に、今回紹介したことは全て私の主観に過ぎないですが、今後も相違点や共通点を探して徐々に理解していきたいです。