「オンライン留学でできた留学仲間との繋がり」長田知実(外交学院)

1、中国大使館との勉強会

2月23日に実施された、『中華人民共和国駐日本国大使館と全国青年委員会との交流会』に青年委員会メンバーとして参加しました。このイベントに参加していた楊宇駐日中国大使館臨時代理大使は、日中国交正常化50周年を踏まえた日中関係、冬季北京オリンピックを通したスポーツ交流の重要性、日中両国の青少年交流の重要性・期待などに言及されていました。また私も交流会の後半に、感想を発表する機会を頂き、オンライン留学で中国の大学生と交流することができなかったこと、そして今後は日中の若者の生の声を届けられるような活動をしていきたいと述べました。交流会は終始穏やかな雰囲気で、双方にとって有意義な会になったと思います!

交流会の最後に冰墩墩を持って記念写真を撮りました

 

楊宇臨時代理大使

2、ウクライナ人のクラスメート

ウクライナが侵攻されたというニュースを見たとき、真っ先に外交学院のクラスメートだったウクライナ人留学生のことを思い出しました。彼とは最後の授業で、いつか外交学院で会おうと約束しました。このまま会えなくなるのは嫌だと思い、思い切って彼に連絡したところ、返信がありました。彼の住むオデッサという所はまだ安全で、今のところは大丈夫だそうです。その後、「私にできることがあったら何でも教えてね」と伝えると、彼からウクライナの様子を撮影した動画や写真が送られてきて、少しでも多くの人に見てもらいたいこと、またSNSにハッシュタグをつけて投稿するだけでも助けになる、といった返信がありました。彼とは実際に会ったことはありませんが、それでも毎日一緒に中国語を勉強した仲間です。あなたの安全を心から祈っていると伝えたところ、「谢谢你的关心」と返ってきました。留学が終わった後、思わぬ出来事で再び連絡をとることになった訳ですが、彼と知り合わなければウクライナ情勢に関心を持ったり、平和や戦争についてここまで考えたりはしなかったと思います。留学の最後の月にこのような出来事があり、留学仲間との繋がり、そしてオンライン留学の意義などについて振り返る機会となりました。今回の出来事のように、この度の中国留学は間違いなく、私の今後の人生に影響を与えることになると確信しています。今月でこのレポートも最後になりますが、留学で培った中国語や出会いを大切にして、これからも日中友好に貢献できるよう精進していきたいと思います。

ウクライナ人のクラスメートから届いた写真