オンライン留学自体、面白い体験ではないだろうか。コロナ禍になる前は、オンライン留学など考えられなかった。このような選択もある時代だと思った。時差を考えて行動したり、場所は違うのに同じ時間を過ごしていることを実感できる非常に面白い経験だった。
日本の友人や知り合いに留学の経験を話すとき、まずオンライン留学というものがあることに驚かれた。私にとって当たり前の経験だと思っていたが、周りの人にはそれほど普及しておらず、オンラインで留学できることを知らない人が多いのだと感じた。コロナウイルスと共存していく社会になってから、人と直接話す機会が減っていき、情報源も身の回りに限られているのだ。何かを始めたくても、コロナが邪魔をしてうまくいかない。それは誰しも経験していることだろう。しかし、視点を変えてみると限られた中でもできることは必ずあるのだ。オンライン留学が最も良い留学の方法とは言えないけれど、一つの選択肢として今後も無くならないと思う。私は、貴重な体験をさせて頂いたと思うので、自分の経験をもっと多くの人に知ってもらいたい。もしまた機会があれば、実際に現地に行く留学も是非したいと思っている。
もう一つは、留学中に夏季・冬季のオリンピック、パラリンピックが行われたこと。それも、日本と中国で開催されたということで私の中では非常に印象に残る一年間となった。ちょうど長期休暇の間ということもあり、毎日テレビで観戦していた。ウイルスが無ければボランティアとして参加したいと考えていたがそれも叶わず。(もちろん中国に居れたなら冬季北京オリンピックのボランティアもしてみたかった。)各国の選手が様々な想いを抱きながら、参加している姿を見て感動した。スポーツは国や地域関係なく、世界中の人たちが一緒に気持ちを分かち合えると感じた。また、最近では、先日行われた冬季北京オリンピックの閉会式を日中の人たちで交流しながら観るというオンラインイベントに参加させていただいた。ZOOMを使いホストの中国人の方が中国で放送されている閉会式を映してくださり、オリンピックに関するクイズをしながら楽しく観させていただいた。イベント終了後に何人かの中国人の方がメッセージをくださり、お友達になれたのも嬉しかった。また機会を見つけて、このような交流イベントに参加してみたい。