年が明けてオンラインでの授業もなくなり自由な時間が増えた反面、中国人や中国語とふれあう時間が減ってしまったような気がします。自分の地元には外国人が多く、小学校では約3分の1が外国人やハーフの生徒で、小さい頃から国際的な交流を持ってはいたものの、その中に中国人は一人もおらず、身近にいる中国人は近所の中華料理屋の店主くらいでした。直接現地に行っていれば日常から接するほとんどの人間が中国人か日本人以外になり、消極的にいたとしても交流する機会がやっていたと思いますが、オンラインでの場合はそうとは行かないので、インターネットの利便性をフル活用して多くの中国人と関わる機会を得ようと努めてきました。その中でも、Hello Talkというアプリにはかなり助けられました。出身地の様々な中国人と交流することができ、且つ利用しているのは日本語に興味のある中国人なので、気兼ねなく交流することができます。交流の仕方はほとんどが通話かチャットで物理的には会うことはできませんが、自分の都合に合わせやすいために本当に楽です。中国のSNSを始めようというときに、過去にもレポートで記載しましたが、bilibiliなどではユーザー登録に1時間かそれ以上掛かったりして、始めるのにも一苦労しますが、Hello Talkの場合は簡単に登録することができます。さらにTwitterのようなタイムライン機能もあり、疑問に思ったことやよく分からないことをつぶやくと沢山の人が反応してくれてすぐに解決することができるのも魅力です。非常に有名なアプリなので外国語を学んでいる人の大半はご存じだとは思いますが、オンラインで国内での交流を求める際にはこのアプリをうまく利用することをお勧めします。
余談ですが、今年の大学共通テストでのカンニング事件を聞いたときに、あのような問題が発生してしまうくらいに便利になった世の中で、いつまでも同じような問題の問い方をするのではなく、これからはインターネットなどの便利なものをうまく利用して問題を解くことを前提とした形式になっていく必要があるのではないかと思いました。そして、技術の発展によって外国語を喋ることができることがある程度のアドバンテージになっていたところから、同時音声通訳・字幕などの登場で簡単な会話ができるだけではだめで、より学術的な言語理解、文化や価値観の共通認識が一層大切になってくるので、自分もより深い知識を身につけないといけないという焦りを感じました。