「冬休みを迎えて」後藤由衣(北京第二外国語学院)

冬休み

先日、無事に期末テストを終え日本で中国の大学の冬休みを満喫している。留学は留学だが、コロナ渦におけるオンライン留学においては、現地に行くことができていないため、能動的に学習しようとしない限り、授業がない冬休みの期間は全く中国語に触れることができない。私はこの状況がとても危険だと思った。それは高校時代、英語の先生からこう教わっていたからである。「外国語の学習を1日さぼるとそれを取り戻すのに3日かかる。」と。2か月間の冬休み、中国語に全く触れず過ごしていると、前期の半年間を棒に振ることになる。そこで私は先月の月次レポートにも述べたように、中国語オンライン会話レッスン「ネトチャイ」を期末テストが終わった次の日から再開し、毎日25分ネイティブの中国語の先生方の授業を受けている。

ネトチャイの教材

 

ネトチャイの講師選択ページ

 

 

HSK

現在私は3月末に行われるHSK5級の試験に向けて、授業では試験対策を行っている。以前対策をしたときには、そもそも単語の意味が分からず全くと言って良いほど聞き取れなかった5級のリスニング部分も半年間の留学を経て、再開してみると聞き取れる部分が以前と比べるとはるかに増え、満点に近い点数を取ることができるようになっていた。このことはオンラインではあるが半年間中国の大学の授業を受けた、ということの成果でもあると思うし、今の私の中国語学習のモチベーションにもつながっている。ネトチャイの授業の中で、北京第二外国語学院のことを話すと、中国人の先生方が「その大学は語学を学ぶ学生にとってとても良い学校だよ」と言って下さることが多い。現地の方がそうおっしゃっているということは本当に良い学校なのだ、と改めて思った。そして、現地の方からも評価されている大学に通えていることへの誇りと後期の授業を早く受けたいという期待で胸がいっぱいになった。

HSK5級対策の単語帳

スカイプを使った中国人の先生とのやり取り

毎日アルバイトに専門学校、ネトチャイ、TOEICの勉強と目の回るような毎日を送っているが、最近ではその忙しささえも楽しく毎日充実した日々を過ごしている。もちろん中国に渡航して現地で中国語を学びたい、というのが本望ではあるが、ある意味オンライン留学でしか味わえない今の充実感を大切に残り1か月の冬休み1日1日を過ごしていきたい。

朋友圈で流れてきた春節のあいさつ