「中国留学を終えて これからの私」髙桒龍(華東師範大学)

中国留学を終えてとりあえず最初に思ったことは、本当に一瞬だったということです。授業を受けている期間中は、毎日授業も課題もありやることに追われて本当に大変でしたが、終わってみると少しさみしい気持ちが残りました。オンライン留学で多くの新しい出会いがあり、その出会いから様々なことを発見し、価値観が非常に広がり中国語だけでなく人間的にも非常に成長ができたと思いました。

沢山書いてきたレポートも今回が最後ということで、今となっては読み返してみるとその時の出来事や思っていたことが思い出されて自分にとっては日記のようなものとなり、また何年か後に読み返したいとも思いました。

最後のお題となるこれからの私についてはこの1年を通して特に考えることがあり、自分の人生の大きな転換期となった留学という1年でやりたいことが非常に固まり、後はその目標に対してストイックにアプローチしていくだけだなと思います。そのやりたいことと言うのは具体的にいうと音楽に関係していることで、それはガラパゴス化している日本に生まれたからこそ持てた目標であり、それを達成していく上で今までの言語の学習が非常に関わってくるものと考えています。ここでより具体的に話そうとすると説明が難しく長くなってしまうので避けますが、残された1年の大学生活の中で研究したいことであり、今はそれを直近の目標にしています。

卒業した後は、とりあえずは就職を考えていますが、ずっと働き続けるのか、そして日本に居続けるのかはまだ決めておらずそれらについては働いてみてから考えようと思います。しかし、幸いなことに今自分のやりたいことに対して、それに賛同して一緒にやりたいと言ってくれた人たちがいるので、その仲間と今後大きなことを成し遂げることさえできればもう思い残すことはないと思うので、今はそこまで考えずに目標に集中していきたいと思います。

実際には現地に行くことができずに、未だに中国に行ったことすらないので、いつかまた海外に好きなときにいけるようになれば死ぬ前に一度は中国を訪れて、ネット上で知り合った数多くの友達に直接会える日が来ることを願いつつ、第五のレポートを終わりにしたいと思います。