先月半ばに期末テストがあり、私の留学生活が終わった。現地に行けると思い、半年間留学期間を延ばしたが、結局叶うことなく終わってしまった。ひたすら画面と向き合うこの約一年間がやっと終わったのだ。年明け早々にテストがあったので、正月は1、2日あるかないか。ずっとテストのことばかりを考えて過ごしていた。私は自負できるほどの“根っからの真面目”である。テストに合否などはなく、終わってしまえば成績がつくのだが、このようなことばかりを考えていた。「今まで教えてくださった先生方に対してはもちろん、自分に対しても、これだけ勉強したんだと誇れる点数を取らなければ」と。
最終週の授業は、意外にもあっけない終わり方で、先生によっては集合写真を撮ったが、基本的には、「じゃあ今週で終わりだね、来週のテストがんばって!よく復習して!」先生の最後の言葉はこれだけ。テスト前なので、自習で終わるクラスもあったくらいだ。私は、これまでの授業でもオンライン上ではあるが、日本の常識を期待してはいけないということを多く学んだ。例えば、「日本だったら、最後の授業くらい挨拶するよね?」しかし、『日本だったら…でも中国は違う』このように思うのは日異常茶飯事のこと、オンラインでも二つの文化の違い感じているのに現地に行ったらもっと感じることができたと思う。そんなことを考えながら、なんだか本当にさっぱりしていて、潔い。これも中国の良いところだと感じた。
期末テストは無事に終わり、その週に成績がすぐに出た。他人から見れば申し分ない成績だと思うが、自分はもっと頑張れたのではとまた反省してしまった。でも、もう宿題も提出することも無いし、テンセントミーティングに入ることもない、クラスの友達とも会えない、気分は解放されたと同時に悲しさもあった。いつになったら、中国語が上手くなるのか、どこまでやれば自分自身に納得できるのか、私の勉強には終わりがないのだと思った。そして、配送中に紛失を避けるため、大学から修了証明書が電子ファイルで送られてきた。自分で印刷するのか…と思いながら、残念感と寂しさが再び溢れてきた。
長いようで短いオンライン留学が本当に終わり、自分と向き合う貴重な時間が過ごせたと感じている。今の私なら、オンラインでも学べた、学ぶことはたくさんあったと自信を持って言える。正直にお話しすると、大変なこともあった。しかし、最後まで頑張れたのは一緒に勉強した世界の仲間と熱心に教えてくださる復旦大学の先生方のおかげである。今まで学んだことを忘れずに、これから世界で活躍できるよう私の学習はまだまだ続く。
この機会を与えてくださった日中友好協会の皆様並びに、私の留学に関わってくださったすべての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。谢谢您们,非常感谢!