怒涛の1か月 横山佳代 北京語言大学

1.困ったこと
一番困ったことはビザ関連の手続きだ。というのも、長期留学ビザ(X1ビザ)で中国に入国した場合、入国から30日以内に現地で居留許可に切り替える手続きをしなければならない。また居留許可切り替え後は何回でも出入国可能だが、切り替え前に中国を出てしまうとビザは無効になってしまう。と私はそこまでは知っていたものの、現地で居留許可の申請をしてからパスポートが手元に戻ってくるまで1か月ほどかかるということを知らなかった。そのため9月半ばにどうしても日本で受検しなければならない資格の試験(日本語教師養成講座の修了試験)があった私は、ビザを再取得する羽目になってしまった。急ぎ大学の事務室に相談し必要書類を発行してもらったり、地方に住民票があっても東京で特急申請・翌日受け取りができる旅行会社を探し、やりとりをしたり・・・多方面に迷惑をかけた上費用もかかってしまったが、無事試験の受検もX1ビザの再取得もでき、中国に再入国することができた。入学手続きもそれなりに大変だった記憶があるが、この件があまりにも生きた心地がしなかったため(自業自得だが・・・)その大変さもかすんでしまった気がする。
(今後X1ビザで留学に行く予定の方は私のようにならないよう、くれぐれもお気を付けください・・・留学開始から最低1か月強は中国国外に出られないと思っておいた方が無難です。)

2.楽しかったこと
何より中国語を使って様々な国の人と交流ができることがとても刺激になっている。北京語言大学は「小さな国連」と言われているだけあり、アフリカ・ヨーロッパ・中南米など、本当に様々な国から留学生が集まっている。逆に留学生が多すぎるがゆえに、普通に授業だけ出席して過ごしていると中国人学生との関わりが持てないところがデメリットといえるかもしれない。私はまだ満足に中国語を話せず日々もどかしさを感じることばかりだが、これから意識して中国人の友人を増やしたい。ちなみに、中国人の知人を増やしたいという思いと、中国語力を向上させたいという思いから、中国版Twitterの微博(Weibo)も始めてみた。
また、大学内で生活は完結するのだが、せっかくの北京生活で外に出ないのはもったいないと感じ、授業がない時間帯は積極的に外に出かけるようにしている。中国は交通費も安くシェア自転車も普及しているので、気軽に北京の街を散策できる。胡堂を歩いたり猫カフェ巡りをしたり本屋巡りをしたり・・・。また国慶節は一人旅をしようと考えており、とても楽しみだ。すでに留学開始から1か月過ぎてしまったことが驚きだが、これからの留学生活も楽しみながらたくさん学んでいきたい。

到着直後の寮の様子。ルームメイトはキルギス人です。

 

大学図書館が2月末まで工事中なのはショックでした・・・

学食の包子(パオズ)。ほかにもいろいろな料理があります!

 

大学には緑も多いです。皆一斉に授業に向かっています。

 

大学正門前にはレンタル自転車モバイクがずらりと並んでいます。圧巻。