留学を開始して困ったこと、面白かったこと 神谷真奈 中央戯劇学院

北京に来て三週間が経った。来て三週間しか経っていないが、すでに日本に帰る日のことを考え寂しく感じるほどに充実した日々を過ごしている。来る前は携帯の手続き、銀行の手続きなど生活面を整える準備をどうしたら良いか不安に感じていたが、着いたその日に周りの助けを借りながら諸々の手続きを終えることができたため、翌日からスムーズに北京での生活を始めることができた。携帯の契約と銀行口座の開設が出来れば北京での生活は大変便利である。現在私がとにかく一番問題としているのはやはり全てにおいて関係してくる言葉である。中国語の発音が苦手で、口をどう動かしたら良いかわからず出来たり出来なかったり、分かったつもりのものがまた出来なくなったりすることがしばしばだ。
私がいる学校の留学生はとても少なく、基礎クラスと応用クラス合わせても七人しかいない。少人数のため発言はし易いが、七人のうち韓国人一人、アメリカ人二人、日本人四人と日本人の割合が多く日本語を話す機会も多いため、自分たちで気をつけて中国語を使うよう意識しないといけないと話している。ただ少人数のため全員仲が良く皆良い人たちばかりなので、一緒にいることで会話の練習をするよう心がけ、毎日少しずつではあるが色々な表現を覚えている。

学校近くの南鑼鼓巷

散歩コースにしている公園

学校内の広場、バスケットボールやバトミントンをしたり、おしゃべりをしたりと皆自由に過ごしている

また中央戯劇学院のキャンパスはとても小さく、周りの環境も大変良い。なによりこちらに来ていいな、面白いなと感じたことは、人が皆活発で元気なことだ。朝から晩まで外でたくさんの人が活動しており、近くに美しい公園もあるので私自身も散歩を日課にしつつある。キャンパスの中央にはバスケコートがあり、夜遅くまでボールを打つ音が聞こえてくる。上手い下手に関わらずプレイしていて、中国人は本当にバスケットボールが好きなのだと感じた。私は運動が苦手だが一緒にバスケをしたことで中国人の学生とも友達になれた。友達が出来たことで毎日もっと話したいと思い勉強のモチベーションになっている。一年は本当に短い。目標がはっきりしていて頑張っている学生も多く毎日本当に刺激的だ。落ち込み焦る毎日ではあるが、今はとにかく人とたくさん話が出来るよう頑張るのみである。