1.留学に向けて取り組んだ準備
私は1年間の公費留学が決定したのちも継続して中国語教室での学習、中国人留学生との交流で基礎学力の向上を図った。さらに、中国での生活を見据えて中国での生活に必要な知識を身につけること、留学期間中に中国人と交流を促進するために多くの観光地に赴くことを取り組んだ。
私が通っている中国語教室では日常会話の練習に加え、道に迷った時の対処法や散髪時に自身の望む髪型の伝え方、タクシーに乗る際の注意点、中国で便利なスマホのアプリケーションなどを教わった。また、私が派遣される北方工業大学は中国語教室の先生の母校なため、あらかじめ先生を通じて現地の学生に入国後空港に迎えに来ていただき、入寮手続きを手伝っていただけることになった。日本の観光地に赴くことに関しては、京都(嵐山、清水寺、伏見稲荷大社など)や鎌倉(高徳院、報国寺、長谷寺など)の主要観光地へ行き写真を撮影した。赴いた観光地のパンフレットを参考に中国語で説明する練習をし、中国で日本の観光地について簡単に紹介できるようにした。
2.留学に向けた思い
多くの人に助けられて公費留学することに感謝を忘れないようにしたい。はじめに、公費留学という機会を与えてくださった日中友好協会に対し、厚く御礼申し上げます。私は正社員を辞めたのち約2年間アルバイトをしながら中国語の学習を続けてきた。結果としてHSK5級のスコアが180点を超え、公費留学の内定をいただいた。この2年間私が中国語学習に専念できたことは両親の中国に対する理解とサポートがあったためである。留学を経て中国と関係のある会社に就職することが両親に対する最初の恩返しだと考え、充実した留学生活を送りたい。また、ゼミの先生や中国語教室の先生、中国人留学生、大学やアルバイトの友人など多くの人に支えていただいたことに感謝を忘れずに勉学に励んでいきたい。