留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い 宮川穂乃佳 華東師範大学

中国政府奨学金生としての選考から、気づけばあっという間に出発まで数日となりました。3月に内定を頂いてから、健康診断や申請書類作成のほかに私が始めたのは、「起きてから寝るまで中国語表現700」という教材を隙間時間に聴くことでした。

「起きてから寝るまで中国語表現700」

タイトル通り、起きてから寝るまでの何気ない日常の出来事が中国語で表現されており、一般的な参考書には載っていないようなおもしろいつぶやき表現がたくさんあります。派遣大学が決まるまでは、留学に行くという実感がなかなか湧かなかったのですが、この教材を毎日ながら聴きすることで、楽しくモチベーションを保つことが出来ました。また、「今自分は何をすべきか」ということを明確化するために、毎月その月の目標を決め、月末に振りかえりを行うことを始めました。習慣化させることで、貴重な留学期間も無駄にすることなく充実した日々を送りたいと思ったからです。7月下旬に派遣大学が決まり、やっと留学に行くという実感が湧き、今は書類関係の手続きや必要なものを揃える準備などに追われる日々を送っています。正直、不安な気持ちもありますが、整った環境で留学が出来ることや、現地で生活をしながら中国語を学ぶことが出来ることに感謝しながら、他国の留学生との交流も楽しみにしています。

「現地で中国語を学ぶことに意味がある。」「どんなフィルターも通さず、自分自身の目で今の中国を知りたい。」これは、中国政府奨学金生の選考が始まった頃から留学の軸としていることです。留学を決断するきっかけとなったこの思いを大切に留学生活を送りたいと思っています。また、留学に行くと決まってから、本当に多くの方々に「頑張ってね!応援しているよ!」と声をかけてもらいました。誰と比べることもなく、自分だけの留学生活を作っていきたいと思います!