留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新しい発見 天堀寛子 華東師範大学

私はここ数年、上海や中国の別の地域に旅行していたので留学前と後での大きな変化がわからなかった。なので、中国語の留学前と現在の違いの述べていく。

杭州で。多くの人が話しかけてくれました。

私は中国に来る前、自身の中国語の発音をとても心配していた。以前北京で少しだけ発音を学んだ機会があったが、8年も前のことなので、ほとんど感覚を忘れてしまっていた。多くの人が発音は大切というのを聞いたことがあり、もうすでに癖付いてしまった発音を直すことができるのか心配だった。しかし実際中国に留学してみると、中国人もそれぞれ中国語に癖があることをものすごく感じた。時には、癖が強すぎて簡単な文でさえ、全く聞き取れないくらいの中国人とも出会った。それからの私の発音に対する不安はなくなり、通じることが一番大切だと思うようになった。また、授業で先生と話したり、中国人の友人と会話することで中国人の発音の特徴を自然と体で吸収しているような感覚があり、今振り返ると、発音は少しよくなった気がするし、良い意味で声が大きくなってはっきり話せるようになってきた。実際に中国人と交流して中国語を学ぶ大切さをあたらめて感じた。

おじさん達とも沢山交流しました

中国人は私が想像していた以上に成語を使うことに気づいた。学校の授業中でも時々成語が出てくる。中国人の友達と交流するまでは、日本のことわざや四字熟語のような感覚で、知っているけど普段の生活の中ではほとんど使わないと思っていた。しかし、実際に同世代の中国人と交流しても頻繁に成語を話している。成語を知っていると、会話の表現力を高めてくれると思うし、HSKでも成語は出てくるので、成語の知識をこれから増やしていきたい。
中国人はやはり時には怒ったり、無愛想に見えてしまうことがあるが、最後はいつもやっぱり優しいなと感じる。授業は中級の内容なので私は日常生活の単語や表現が乏しい。なので、出かけた時や注文の際に疑問に思ったことやわからないことを店員さんに厚かましく聞いている。見た目は笑っていなくて無愛想に見えても、私の質問に対して親切に答えてくれる。また、その都度、携帯のメモ帳に記録しているが、中国人自ら入力してくれることもある。皆が私が中国語を勉強してることをとても喜んでくれる。苦手分野も実践で交流することで楽しく学ぶことできるし、中国人の優しさにも触れることができるし、また、中国人それぞれの話し方や発音の癖も知ることができる。なので、中国人の友達との交流だけでなく、このような実践もこれからも継続していく。