大学(授業•試験•生活•寮)、授業がない時、休日の過ごし方 天堀寛子 華東師範大学

授業では、中級の班になった。クラスの割合は、日本人と韓国人が多いが、国ごとに固まって過ごすことも比較的少なく、休み時間もクラスメイト同士で交流している。このクラスは私の実力よりも高いクラスで、授業についていく事に必死だ。授業でも討論したり自分の考えやグループの考えを発表する機会が多い。最初は理由はないが一番後ろの席に座っていた。

集合写真

なかなか授業に馴染めなくて、思い切って一番前の席に移動して受講する事にした。先生との距離も近くなり、発言する時もクラスメイトの視線を浴びずに済むので、次第に慣れていき、今では積極的に発言できるようになった。先生は、中級の内容は使いこなすまでに半年くらいかかると言っていた。私自身、自分の中国語が成長したとは今の段階ではあまり感じず、停滞している気がして少し悩んでいるが、諦めずに継続して授業とHSKの勉強を続けていく。

 

クラスメイトと扇子作り

留学していて感じたことは、やはり中国人の友達を作ったり、中国人の生活の中に溶け込む事が簡単ではない。少しでも中国人の環境の中で過ごす時間を作るために、学校の近くのヨガ教室に通う事にした。初めて参加した時は、体に関する単語を知ってても、ネイティブの中国人が話すと全く聞き取れず隣の人の動作を見て真似するしかなかった。しかし、華東師範大学出身の人がいて話しかけてくれたり、他の生徒さんや先生も優しいので、ヨガ教室に行く事が少しずつ楽しくなってきた。最近になってようやく体の単語を聞き取れるようになってきたので、1年後はもっと聞き取れるようになりたい。

授業がないときや休みの日は、外に出かけて色々体験する事にしている。具体的には、毎回違うカフェを自転車で探しに行って中国語の勉強、映画館で映画鑑賞、中国の扇子作り体験などである。映画のチケット代は600円ほどでとても安く、毎月見にいく事に決めた。クラスメイトも運動が好きな人が多いので、今ではクラスメイト5人で定期的にランニングするようになった。

校内の国慶節70周年イベント

10月に国慶節があった。この時期は学校も休みだったので韓国人とフランス人と黄山へ旅行に行った。一日目は大学内で知り合った中国人の学生が家に招待してくれて、晩御飯をご馳走になった。2日目は黄山への登山である。山登りだけは少し不安だったので中国の旅行会社に申し込んで参加した。中国では、旅行会社との連絡も微信である。私が代表して申し込んだため、旅行前から旅行会社の人と連絡を取る必要があった。旅行当日も説明が聞き取れないことも多く、黄山は観光客で溢れていて大変なことも多かったが、中国に来て1ヶ月あまりでこのような経験が出来てとてもいい経験になった。中間テストが終われば、中国人の友人と一緒に広州と南京に行く予定があるので、それを楽しみにテストを乗り越えたい。

黄山にて