早いもので最後のレポートになりました。ちょうど去年の今頃、荷造りをしながらこのレポートを書いていたのを思い出して、懐かしい気持ちになります。
私の状況はというと、先月北京語言大学のオンライン授業がすべて終了し、また今後北京大学の修士課程(歴史学系)で学べることも確定しました。とはいっても大学院の授業についていけるような語学レベルにはまだ全く到達していないので、この9月から1年間の語学研修を受ける予定です。ちょうど昨日授業についての連絡がきましたが、どうやら少なくとも半期はオンライン授業になるようです。そして今はまだ授業が始まっていないので、語言大学での授業の復習や、専門分野(東アジア近現代史)の勉強をひたすらしているところです。あと1年間で大学院で通用するレベルの中国語力と専門知識を身に着けられるのかとても不安ではありますが・・・がんばります!
またたいしたアドバイスは書けないのですが、公費留学経験者のはしくれとして、もしかしたらみなさんの参考になるかも、と思うことを少しだけ書きたいと思います。
日本でオンライン授業を受けるとなると、中国語力を高められないのではないかとか、中国語を話す機会が減る、中国旅行ができない、中国人と交流できない、中国で街歩きができない…などデメリットばかり思い浮かんでしまいますし、実際私自身も真的受不了といった感じだったのですが、案外日本でもできることがたくさんありました。例えばHello talkで中国人のランゲージパートナーを探すとか、中国の動画を見まくるとか(最近はYoutube「看电影了没」という映画を紹介するチャンネルや「箭厂ArrowFactory Doc」のドキュメンタリー動画などをよく見ています)。
また私が最近特によく使っているのが「得到」という学習アプリです。オーディオブック、大学教授や文化人の講座などさまざまなコンテンツがあり、私は現在中国史の全50回の講座に加入し、学習を進めているところです(100元ほどで安価でした。無料のコンテンツも多くあります)。このアプリの内容は専門的なものがほとんどで難しいですが、様々な分野を網羅していますし、すべての音声にスクリプトがついているので勉強がしやすいです。特に大学院を目指す予定の方は利用してみるといいかもしれません。
そして今はいったん就職しているけれど、仕事を辞めて中国で学んでみたい、という方もいらっしゃるかもしれません。私自身も大学卒業後、新卒で入社した会社で3年ほど働いていましたが、一度きりの人生だし自分のやりたいことを優先しよう、と思い中国留学を決意するにいたりました。そして私は中国留学にチャレンジしたことを全く後悔していませんし、また一旦働いていたこともあって、自分が興味を持つことの学習に専念できることが本当に楽しくて仕方なかったです。もしかしたら年齢的にちょっと…と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、企業から派遣されて留学していたり、仕事を辞めて大学院を目指す予定の留学生だったりと、クラスにも結構色々なバックグラウンドや年齢の人がいました。迷っている方はぜひチャレンジしてみることをオススメします!
ウィーチャットで実況してもらいながら荷物を梱包をしてもらっている様子。
今後また北京に戻ることになりそうなので、語言大学で一旦荷物を預かってもらい、都合のいい時に受け取ることになりました。服や本などもかなり無造作に投げ入れられていたのがショックでしたが・・・