心と心をつなぐ音楽の架け橋

2025年4月1日号 /

巳年の到来を前に春節の新年が間近に迫った1月25日、友好協会のホールは華やかなライトアップが施され、多くの皆様をゲストとしてお迎えしました。ここ友好協会ホールを舞台に、心躍るような空気の中「中日友好迎春音楽会」が幕を開けたのです。

音楽会の開幕を前に、各界から140名近くの中日両国、北京在住のご友人が一堂に会し、互いに親交を深めるとともに、春節の定番料理である水餃子や湯円に舌鼓を打ちながら、皆で賑やかな雰囲気、そして心温まるひとときを分かち合いました。来賓として、中国人民対外友好協会の楊万明会長、在中国日本大使館の金杉憲治大使、そして音楽会の運営を担当した北京荷風芸術基金会の創立者である李風氏といった方々にご出席いただきました。楊万明会長は、中日両国の友人に向けた新年のあいさつの中で「両国関係は今、関係改善そしてさらなる発展のための重要な局面を迎えています。昨年11月、習近平主席はペルーのリマで石破茂首相と首脳会談を行い、中日両国で引き続き戦略的互恵関係を包括的に推進していくこと、そして新時代のニーズに合致した建設的かつ安定的な中日関係を構築していくことで合意し、これからの中日関係が進むべき大きな方向性を示しました。新しい一年を迎えるにあたり、私たちは、習近平主席と石破茂首相との間の合意内容を指針として、今後とも日本のみなさまとともに歩んでまいる所存です。文化、芸術、青少年交流など多岐にわたる分野で友好交流活動に取り組み、新しい時代の中日民間友好の新たな1ページを皆様とともに描いてゆければ、と思っております」と述べました。

新年のあいさつをする楊万明会長

音楽会にはアーティストとして、中国の人気歌手・成方円さん、中国フィルハーモニー管弦楽団の首席チェリスト・趙雲鵬さん、「華夏琴英」10大ピアニストに選ばれた陳俊琿さん、中国の有名ヴァイオリニスト・何枢聡といった方々にご出演いただきました。また、河北省雄安新区から荷風児童合唱団の子供たちも音楽会に駆けつけ、元気な歌声を聞かせてくれました。音楽会では、さだまさしの「秋桜」、ヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」、映画『ハウルの動く城』のテーマ曲「人生のメリーゴーランド」、童謡「一緒にボートを漕ぎ出そう(让我们荡起双桨)」といった中日両国の、誰もが知っているような曲の数々が披露されました。最後のフィナーレでは、アーティスト、そして、子供たち全員が一緒になって、ベートーヴェンの第九「歓喜の歌」を披露し、音楽会はクライマックスに達しました。その後、会場では拍手の音がしばらくの間、鳴りやむことはありませんでした。音楽会に出席いただいた中日両国の来賓の方々は異口同音に「こうして音楽会という形で、みんなと春節をお祝いできて大変うれしい。素晴らしい一年の始まりを象徴するかのような、この音楽会がきっかけとなって、2025年も中日友好交流がますます盛り上がりを見せてくれることを期待している」といった感想を述べてくれました。

私たちは、こうした文化交流が両国の相互理解と友好につながる架け橋となってくれることを願い、今年2025年は今まで以上に、そうした中日両国の人々に心から喜んでもらえるような交流イベントを皆様にお届けできれば、と考えています。

出演者と関係者の集合写真