今年は中日平和友好条約締結45周年であり、中日友好都市交流50周年でもあります。この数カ月、中日友好協会の支持のもと、山東省、江西省、北京市、吉林省、河北省の各省市の人民対外友好協会は、友好都市である山口県、和歌山県、岡山県、岐阜県、東京都、鳥取県、島根県、宮城県、長野県から400人以上の日本人青年の訪中団を相次いで招待しました。
現地の人民対外友好協会は、日本人青年を迎える計画を入念に立て、万全の準備を整えました。
江西省では、日本を含む18カ国の友好都市と友好団体の青年代表100人を南昌に招いて「国際友好都市青年指導者対話in江西」を開催し、交流と対話による活発な意見交換を実施しました。山東省では、青島港、孔子廟、儒教寺、泰山の訪問によって、省の発展の新たな成果を学べるよう手配しました。北京市では、中国伝媒大学のキャンパスでメディア・広告・アニメ学部の学生と交流・学習したり、世界文化遺産や北京冬季五輪開催地の魅力を体験したりできるようにしました。吉林省では、書道、武術、お茶の伝統文化に触れたり、中国最初の自動車メーカー・第一汽車のパビリオン・紅旗を見学したりしてもらいました。河北省では、石家荘潤楽宝品質牧場で中国食品業界の著しい発展を学んでもらい、承徳の広大で美しい草原も体感してもらいました。
青年たちは行く先々で温かく歓迎され、忘れられない貴重な思い出を作り、中日友好の種を心の中に蒔きました。
「聞くだけはなく、目で実際に中国を見られた。有意義な訪中だった」「中国の経済・社会の発展の活力、優れた中国伝統文化の継承と発展を深く体感した」「中国の飛行機、高速鉄道、自動車、シェア自転車といった交通の便は非常に発達していると感じた」「最も印象に残ったのは中国人大学生との交流で、日中友好の実現のために両国の青年は重要な役割を果たせると思った」「団員のみんなが中国を好きになった。みんな、必ずまた中国に来るだろう」「帰国したら一生懸命、中国語を勉強して、将来は日中友好交流のメッセンジャーになりたい」……。
青年たちの本心からの感想は、中日友好の希望と明るい未来を我々に示しました。
1973年に中日両国が初めて友好都市を締結して以来、公式友好都市は263組に達し、友好交流都市も増え続けています。青少年交流をはじめとする各分野での交流は、友好都市間の実務協力を後押しし、中日関係の健全で安定した発展に重要な民意基盤を提供してきました。
日中友好協会などの友好団体が組織した日本人青少年300人以上の訪中団を含めて、今年は計1000人近くの日本人青少年が中国を訪問する予定です。中日友好協会は引き続き、両国の友好都市を積極的に支援し、青少年交流において相互理解と友好感情を深め、新時代の中日関係の安定的・長期的な発展のために常に力を注ぐ所存です。