2023年9月2日から10日にかけて、中日友好協会の招待を受けて、(公社)日中友好協会、日中文化交流協会、創価大学から派遣された日本青年代表団の計333人が、北京、上海、天津、雲南などの地を訪問しました。9月5日には上海で中国の青年など各界の代表とともに「新しい時代 心の出会い 2023中日青年友好の夕べ」を開催し、新型コロナウイルス感染症収束後の中日青少年交流の幕を開きました。
今年は中日平和友好条約締結45周年にあたり、今回の訪問はコロナ収束後初めての大規模な日本の青年代表団の中国訪問として大変意義深いもので、友好という本来の目標をあらためて考え、新たな交流の一章を加えました。今回の代表団は、 70以上の日本の大学に所属する青年によって構成されていました。彼らに臨場感あふれるリアルで立体的な中国を知っていただき、忘れられない美しい思い出を残してもらえるよう、(公社)日中友好協会をはじめとするさまざまな友好団体や関係団体と数カ月かけて緊密に連携し、豊富多彩なスケジュールの手配をしてまいりました。
中国滞在中の団員が、中国の青年と親睦を深めたり、無形文化遺産を体験し作品を作ったり、史跡や近代的な都市を歩いたりして心からの笑顔を見せている様子を見て、我々も心からの喜びを感じました。また、見学中に熱心にメモを取ったり、率先して通訳を引き受けたり、練習を重ねて見事な合唱を披露したりする団員の姿を見て、その熱意に感動しました。
特に9月5日に行われた「2023中日青年友好の夕べ」では、1980年代の中日青年交流に参加していた大薮二朗(公社)日中友好協会常務理事と、中国無形文化遺産・剪紙(切り絵)作家の奚小琴氏が36年ぶりに再会し、中日友好の新しい美談を披露されました。いつか、両国の青年が再会した際の感動的な光景を、想像せずにはいられません。
「今年は日中平和友好条約締結45周年という節目の年。使命感と責任感を持って前進し、日中友好を推進したい」 「今回の訪中によって、中国の歴史文化と新時代の発展の成果について理解が深まった。中国に留学し、中国の青年と交流し、相互理解を深め、手を携えて両国のよい未来を切り開きたい」 「自分の目で見ることが、一番説得力がある。今回の訪中では、中国の人々の温かさ、親しみやすさ、日中関係への希望を感じた」。日本の青年から訪中の感想が寄せられました。これらの心からの声は、我々が青年交流を継続していく上での原動力になります。
中日友好の基礎は民間にあり、未来は若い世代にかかっています。中日友好協会は、両国の青年により多くの交流の機会とプラットフォームを提供いたします。そして、より多くの青年が中日友好事業に参加し、相互交流の中で志を同じくする良きパートナーとなり、中日友好を伝承し、両国関係の健全で安定した発展のために貢献してほしいと願っております。