中日国交正常化前から今日まで、中日の青年はどのように交流してきたのでしょうか。そして、新型コロナウイルス収束後、彼らは何を期待されているのでしょうか。
青年は未来であり、希望であり、世代友好を受け継いで交流・協力を推進していく歴史的な重責も担っています。
青年は常に、中日友好関係の発展を推進する、尽きることのない原動力です。新中国が成立した当初から、中日友好の推進を志す日本の青年が対中友好組織に加わり、両国民間の友好を推進し、中日国交正常化を実現するために積極的に努力してきました。
中日平和友好条約締結後、両国の青年交流の規模は絶えず拡大しています。1984年に実施された3000人余りの日本青年の訪中、および両国間で企画された中日青年の「友好の船」「友好の翼」などの大規模な相互訪問・交流は、さらに国交正常化後の両国青年交流の新たなブームを作り出し、中日友好交流の歴史に色濃い一筆を残し、多くの中日友好事業における確固たる支持者と参加者を育成しました。
中日青年交流を継続的に推進し、中日友好事業の後継者を育成することは、常に中日友好協会の重要な仕事の一つです。
近年、当協会は日中友好協会などの各友好団体と緊密に連携し、数十回、数千人の日本の青年代表を中国に招待し、「中日青年友好交流の夕べ」「中日青年友好交流大会」などの大規模な交流イベントを開催し、両国青年の交流の舞台を作り、忘れられない思い出を残してきました。中国を訪れた日本の青年たちは、名所旧跡を訪れて自然の風景を味わい、企業施設を見学して科学技術の発展を感じ、伝統芸術を体験して中国の文化に感銘を受け、そして同世代の仲間と交流して理解と信頼を深めました。
彼らは、多彩な中国の旅を通して、友情、感動、驚きを得ただけでなく、中国に対する理解、認識、共感をさらに深め、心から中日友好を希望し、中日友好のために力を尽くしたいと願ってくれています。
一つ一つの素晴らしい交流の時間は、中日青年の心と心に橋を架けました。
新型コロナウイルス感染症の流行でオフライン交流が遮断されたこの3年間、両国の青年たちは動画やメール、SNSを通じて互いを応援し、「中日友好都市青少年オンライン交流事業(バーチャル相互訪問)」や「中日青年中国観光共有大会」などのイベントにも積極的に参加し、クラウド上で生活ぶりを分かち合い、故郷を紹介し、相互交流を求め、友情を大切にしている心の声を伝え合って、新型コロナの影響下で中日友好交流に活気を吹き込みました。
今年は中日平和友好条約締結45周年にあたり、両国関係の発展は新たな一里塚を迎え、困難に直面していると同時に、チャンスにも満ちています。両国の青年間の相互理解と感情の増進は、両国関係の未来にとって深く大きな意義があります。人的往来が徐々に再開されるにつれて、両国の青年が相互訪問・交流を再開する条件を整いつつあります。
中日友好協会は今、日本の青年の皆さんを中国に迎えるために、積極的に準備をしています。日本の青年の皆さんが、中国でたくさん見て、聞いて、いろいろ考えて、すばらしい様々な中国を身をもって体験、体感することを歓迎し、期待しています。そして、両国の青年が新たな時代に、心からの出会いをすることを期待しています。
青年の運命は、これまでも時代と密接に関係してきました。両国の青年が、先輩たちからバトンを受け取り、身なりを整えて前進し、中日友好の新たな一章を共に書き続けることを願ってやみません。