交流と学び合い、共に発展を求めて 中日友好交流会議40年の歩み

2023年3月1日号 /

今年は、中日平和友好条約締結45周年であり、中日友好交流会議創設40周年でもあります。

1983年、廖承志中日友好協会会長と宇都宮徳馬日中友好協会会長の共同提唱の下、北京で第1回中日友好交流会議が開かれました。

その後、中日友好交流会議は原則として2年ごとに中日両国で交互に開催され、両国の民間友好団体にとって最も重要で、最も直接的で、最も効果的な交流の場の一つとなっています。両国各界の友好人士はこのプラットフォームを通じて、広く提言や献策を行い、交流して、学び合い、中日の民間友好交流と代々の友好を推進するために、重要で積極的な役割を果たしてきました。

交流会議の無から有へ、弱から強への発展過程には、両友好協会および数世代の有識者の心血と努力が結集されています。

最初の数回は両国の首都で、交互に開催されていました。2001年に初めて地方に移動し、滋賀県守山市で成功裏に開催されました。

その後、両国各地で招致を競い、会議ごとに異なるテーマを決め、会議の内容と形式を豊かにしただけでなく、参加した両国の代表に開催地の独特な人文的魅力と社会文化を示し、さらに中日友好の力が絶え間なく受け継がれ、活気を見せてくれました。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響で、中日友好交流会議はオフライン会議を予定通り開催できていません。

しかし、2022年9月、両友好協会の共同の努力の下、「友好の初心を温め、美しい未来を共に切り開く」をテーマとする「中日国交正常化50周年記念 中日友好交流会議」が、オンライン方式で盛大に開催されました。両国の主要な友好団体、中国側のすべての省の友好協会と日本側の大多数の都道府県の日中友好協会の代表がクラウドに集まり、熱烈に討論し、幅広い共通認識に達し、共同文書を発表し、初心を温め、伝統的な友好を発揚する民間の声を発信しました。

中国人民対外友好協会副会長、中日友好協会秘書長袁敏道は会議で、「感染症の試練を経ても、初心は変わらず、情熱は衰えず、共に未来を迎えよう」と強調しました。私たちが一日も早く感染症に打ち勝ち、できるだけ早く、中国で第17回中日友好交流会議を開催することを期待しています。

現在、中日友好関係にはチャンスと挑戦が共存しており、両国の民間友好団体も新たな使命と責任を担っています。双方は両国指導者の重要な共通認識を指針として、条約締結の精神を再び温め、友好の初心を守り、交流と協力を深め、両国関係の持続的な好転を共に推進すべきです。

四十にして惑わず、中日友好交流会議は終始、民間の力を結束し、友好的共通認識を結集することに力を尽くしてきました。私たちは日中友好協会の友人たちと共に、優れた伝統を発揚し、第17回中日友好交流会議を早期に開催することを検討し、中日の民間交流と友好協力を一層向上させ、中日友好に新たな貢献をしていきたいと考えています。

2023年の春の足音が近づき、万物がよみがえり、活気にあふれています。両国の人的往来は徐々に再開されており、われわれは両国各界の友好人士がオフラインで会い、一堂に集い、中日友好の盛挙に力を添えることを心から期待しています。