12月1日、中国人民対外友好協会と中日友好協会は「友好都市 共に未来へ」中日友好都市青少年オンライン交流大会を開催しました。中国人民対外友好協会の袁敏道副会長(中日友好協会秘書長)が出席しスピーチを行ったほか、中日両国の友好都市および関連機関代表と青少年代表の500人近くがオンラインで参加し、それまでに展開された一連の「バーチャル相互訪問」活動を共に振り返りました。
2022年5月にスタートした「バーチャル相互訪問」は、昨年12月まで実施されました。その間、77組の中日友好都市が参加し、45回のオンライン交流会を行い、89本のVlogショート動画を制作するなど、エキサイティングな交流活動を展開しました。
友好都市交流と協力の新しい章を綴り続ける
友好都市交流は、両国民の相互理解と友好感情を深めるための重要な方法です。今回のイベントでは、中日友好都市が新型コロナウイルス感染症の影響を克服し、交流と協力の新しい章を書き綴る瞬間が多く見られました。江西省南昌市と香川県高松市は、新型コロナウイルスの影響で中断していた中学生の交流活動を再開し、新しく建設された南昌・高松中日友好会館で初めてイベントを開催しました。広東省深圳市と茨城県つくば市は、数カ月にわたってグリーティングカードの作成、旗のデザイン、交流提案書の作成、ランドマークの動画撮影、オンライン交流会などの交流活動を実施しました。一連の活動は密接に連携するよう考案されており、友好都市交流に向けた熱意と創意工夫が見てとれます。
相互理解を深め、真の友情を育んだ青少年
中日友好の未来を担う青少年は、大きな満足感と友情を得て、今回のイベントの終了を迎えました。交流大会で、福井県あわら市の小学生代表は「イベント当日は、好奇心と興奮でいっぱいでした。一日も早く(浙江省)紹興市の子供たちと対面で交流したいです」と話しました。吉林省と鳥取県の大学生は活動を通じて友達になり、連絡を取り合っており、今後は中日友好事業にさらに積極的に取り組み、中日友好のために「できる限りの貢献をしていきたい」と語りました。
マルチメディア技術によるオンラインコミュニケーションのさらなる進化
マルチメディア技術の積極的な活用は、今回のイベントの大きな特徴でした。「バーチャル相互訪問」Vlog動画の制作では、湖北省の青年がバーチャル背景技術を活用し、長崎県の友人に湖北省の風景に没入する体験をしてもらうことで、交流の質を大きく高めました。また、愛知県犬山市の青年がドローンを操作して犬山城の360度撮影を行い、湖北省襄陽市の学生たちは犬山城のパノラマビューを楽しみました。山東省威海市と山口県宇部市の中学生たちは、専門家の指導のもと、VR技術を使って自分たちの街の3D動画を制作しました。そして、双方がVRゴーグルを装着し、まるでその場にいるかのようにお互いの学校や都市をクラウド上で巡り、深い印象を残しました。
オンラインコミュニケーションのモデルが徐々に進化しています。新型コロナが終息し、人的交流が再開されたあかつきには、オンライン交流とオフライン交流がより機能的に組み合わされ、それぞれの強みが活かされ、互いに相乗効果を発揮しながら、中日友好事業に新たな活力を吹き込むと信じています。
※バーチャル相互訪問の詳細は、特設ページをご覧ください。