ピンポン外交50周年記念事業
・愛知県日中友好協会
8月25日~26日、愛知県日中友好協会、愛知県卓球協会、新建文体クラブが主催、中国駐名古屋総領事館共催による「ピンポン外交50周年記念事業」として、5つのイベントを開催し、のべ500人余りが参加した。
中国の「水を飲む時、井戸を掘った人のことを忘れない」心で、50周年を祝うと同時に、スポーツ交流、民間交流の大切さを考える機会となった。
❶ピンポン外交スポット巡り
淳和記念館(名電中学内)、ピンポン外交記念モニュメント(愛知県体育館)を見学。淳和記念館で、後藤泰之愛知県日中友好協会会長の解説の下、第31回世界選手権に関する歴史的資料の展示を見た元日本代表・福原愛さんは「全部本物ですか? すごいです! 鳥肌が立ちます!」と感想を語った。
❷卓球交流大会
当時と同じ会場である愛知県体育館で開催。大学生を中心に、日中の選手約150人が参加した。「友好第一」の始球式では福原愛さん・後藤泰之会長ペアVS劉暁軍中国駐名古屋総領事・大村秀章愛知県知事ペアの対戦が会場を盛り上げた。
❸シンポジウム
当協会主催で「温故知新~ピンポン外交が導く未来」をテーマに開催。オンライン視聴を含めて、約300人が参加した。
孔鉉佑駐日大使による基調講演や、当時を知る人々らによるパネルディスカッションを行った。
❹写真展
50年前に後藤鉀二氏が訪中した当時の貴重な記録写真から、来年の北京冬季五輪、そして2026年アジア競技大会(愛知・名古屋大会)へと続く写真展となった。
❺記念会
中部地区各界代表が参加。劉暁軍総領事は「北京冬季五輪でもスポーツの力で世界が一つになることを願っている」と挨拶した。
(事務局長 林 智子)
第4回 日中友好奈良県サミット開催
・奈良県日中友好協会
去る9月26日(日)奈良市中部公民館大ホールにおいて、奈良県日本中国友好協会が世話人を務める「日中友好奈良県サミット」が開催されました。
合計33名の参加者のもと、本年は奈良県と中国陝西省の友好締結10周年の記念すべき年であり、当会議の主テーマとして取り上げるとともに、またこれを契機に更なる友好活動を目指すという意味で「今まで、これからもっと!」を2番目のテーマに上げました。
駐大阪総領事の薛剣閣下からお祝いのビデオメッセージを頂戴し、また陝西省人民対外友好協会からもビデオメッセージを頂きました。
奈良県知事公室国際課の辻祥子課長から「奈良県と中国陝西省との交流」というテーマで講演を頂き、この会議に花を添えて頂きました。
そのあと、中国人留学生からのお祝いメッセージ、奈良県都市と中国都市との友好交流
のお話と続き、中国帰国者連絡会の面々による、板胡、二胡の演奏で締めくくって頂きました。
この会は、奈良県日本中国友好協会が中心となり、日中交流の源である奈良県で活動するそれぞれの日中友好団体が一堂に会し、相互交流し、協力することで各団体の活動成果の高揚を期すことを目的とし、2018年に初めて開催したもので、今年は4回目となります。
コロナ緊急事態宣言も解除となり、私ども奈良県日中友好協会としては、この「奈良県サミット」と10月末に開催予定の「スピーチコンテスト奈良県大会」の二大イベントを成功させ、益々の友好活動の輪を広げて参りたいと考えています。(事務局 塩崎義郎)