第62回県日中友好協会定期大会を開催
西堀正司氏を新会長に選出
地方民間交流の再活性化に尽力
長野県日中友好協会
長野県日中友好協会は5月22日に長野市内のホテル犀北館で第62回定期大会を開催し、県内各地から110人が出席した。新年度の活動方針として、中国建国75周年を記念して訪中団を10月に派遣すること、地方民間交流を再活性化させ友好関係の発展、相互信頼関係の回復を図ることなどが決定された。また、昨年10月に逝去した高波謙二氏の後任として西堀正司会長代行が新会長に選出された。阿部守一知事や楊宇中国公使らが出席し、激励の言葉を述べた。
大会は、松本華恵県青年委員長の司会で始まり、布施正幸副会長が開会を宣言した。冒頭高波会長をはじめ、この1年間に物故した人々に黙祷が捧げられた。西堀会長代行は、「国際情勢が激動する中で、日中両国は同じ天の下にある隣国であり、県内には1万人近い中国関係者が生活している。友好協会は民間の立場から、日中関係を改善・発展させ、新しい友好関係を築くために、県民の皆さんとともに熱意をもって一層の努力を傾けていきたい」とあいさつした。
阿部知事は、「昨年は河北省との友好40周年を記念して北京・河北省を訪問し、中国の皆様と友好交流関係を深めることを確認した。世界で紛争が起きているが、外交努力とともに市民レベルの交流が極めて重要だと思っている。世界は深刻な気候変動に見舞われており、力を合わせてこの問題に取り組んでいくべきと思う。日本と中国が、よりしっかりとした信頼関係で結ばれた関係になるよう皆様方と力を合わせていきたい」とあいさつした。
議長(原山武文・池田真理子)や大会運営委員(長:宮沢信代)、大会書記(佐野修一・山崎始)、役員選考委員(長:福島信行)が選出された。大会議事に入り、2023年度の活動報告(中沢保範)、決算報告(吉岡弘海)、会計監査報告(小柳邦義)が承認され、2024年度活動方針(大月良則)、予算(土屋博)が採択された。続いて役員改選案が承認された。
活動報告では、呉江浩大使来県や、河北省との友好県省40周年記念訪問、卓球交流大会、大学生や高校生の派遣・受け入れ、アルペンスキージュニア選手団の交流などを通じて、友好の成果を上げたことが確認された。
2024年度の活動方針では、中国建国75周年記念友好訪中団の派遣、記念講演会の開催、河北省や北京市との交流、スキー交流、青年学生の相互交流を実施し、日中平和友好条約の精神に則り平和友好の使命を果たすこととした。
役員改選では、西堀正司会長代行が新会長に選任された。大会スローガンと大会宣言が採択された後、女性委員会のリードで「永遠の友情」を斉唱した。
祝賀パーティーでは、金子繁三副会長の開会あいさつに続いて、西堀新会長が「コロナ禍の中断を経て昨年交流が再開され、本年は中国建国75周年、友好協会は74周年になる。現在も政府間には冷たい風が吹いているが、我々民間は恐れず、交流を進めていきたい」と述べた。
楊宇公使は県協会の活躍を称賛し、西堀新会長のもとでさらなる発展を期待すると述べるとともに、「昨年は呉大使の長野県訪問、知事を団長とする河北省友好訪問、学生訪中団派遣など成果を上げた。日中両国の互恵協力を発展させるためにリスクをコントロールし、関係発展をともに目指していきたい」と激励した。
続いて清水裕之県企画振興部長、若林健太、井出庸生、中川宏昌(いずれも代理)、小林東一郎、荒井武志、埋橋茂人、中川博司、勝山秀夫県議らから祝辞をいただいた。懇親会では、王昌勝県華僑総会会長の音頭で乾杯し、二胡の演奏が行われた。中村英雄県商工会連合会専務理事の音頭で三本締め、足立正則副会長の閉会のあいさつで全日程が終了した。
来賓として、夏丹中国伝媒大学孔子学堂責任者、稲玉稔県国際交流課長、小池綾菜国際交流課係長、古澤暁美長野市国際室長、山田晃飯山市教育長、保谷芳宏県経営者協会総務部長、鈴木幸一県中小企業団体中央会事務局長、井出英治県信用保証協会常務理事、平井博長野大学理事長、酒井康成松本歯科大学対外交流室主幹、藍葉裕之県スキー連盟副会長、河野政巳同専務理事、岡村重信ヒューマン・パワープラニング代表、寺沢秀文満蒙開拓平和記念館館長、茂木博県人民中国読者会会長らにご出席いただいた。多数の祝電が寄せられた。
(副会長 布施正幸)
2024年度第8回総会開催
奈良県日中友好協会
去る5月26日(日)14時より奈良市中部公民館に於いて当協会総会が開催されました。
第一部・総会では、昨年度の活動状況から本年度の事業計画、予算、役員人事などが議題として上がり、会員各位の過半数以上の賛同を得て、すべての議案が承認されました。
第二部では、奈良県知事公室国際課から講師を派遣頂き、「中国の今の暮らし」をテーマに講演をいただきました。コロナ禍にあって、2020年以降中国訪問の機会が皆無の状況でしたが、今回の講演で、中国の「Z世代(現在10代~20代)」のファッションや文化など、スライド中心に講演をいただき、参加者から「この4年間の若者世代の大きな変化を知ることが出来た」との高い評価を頂きました。
また、場所を移しての第三部・懇親会では、中国駐大阪総領事館から方煒副総領事も駆けつけてくださり、講演講師も含め、参加者全員で大いに盛り上がりました。今年一年、奈良県日本中国友好協会は友好の原点である「中国を知る」にフォーカスし、小さな友好を積み重ねていきたいと思います。
(事務局 塩崎義郎)
2024年度定期大会を開催
岡山県日中友好協会
岡山県日本中国友好協会は5月11日に2024年度定期大会を開催した。大会は中国駐大阪総領事館より薛剣総領事、趙敏政治処主任、李逸非総領事アタッシェを来賓に迎え、60名の会員が出席した。
丹羽宇一郎会長からの祝賀メッセージ披露と会員の橋本岳衆議院議員と谷合正明参議院議員のあいさつのあと議事に移り、今年8月30日に岡山市内で開催される「第7回西日本地区日中友好交流大会」に向けて、県内の中国との友好都市締結自治体や友好団体、友好人士、西日本地区の協会を最大限結集していくことが活動計画で承認された。役員改選では原田健明会長の再任をはじめとする新役員を選出した。
大会後の懇親会には岡山県から玉置県民生活部長と戸川国際課長が臨席され、伊原木隆太県知事からの祝賀メッセージが披露された。中日友好協会、江蘇省人民対外友好協会など多くの方々からのお祝いメッセージの紹介があり、会員の山下貴司衆議院議員と今夏の友好交流大会に協力して取り組む(NPO)岡山市日中友好協会の黒住副会長からあいさつを受けた。
「乾杯」のない茶話会形式の懇親会ながら、役員一人ひとりの自己紹介や、会員の首長、倉敷市・玉野市・新見市の地区協会からの出席者のあいさつ、また懇親会にもご臨席いただいた薛剣総領事との歓談や記念撮影など和気あいあいとした雰囲気に包まれた温かい懇親会となった。
会員の拡大や協会の発展を進めていくことは必然ではあるが、同時に会員のみなさんが楽しく和やかに喜んで参加できるアットホームな協会づくりを目指していきたい。
(事務局長 横見幸憲)
倉敷市日中友好協会定期総会
機関紙「日本と中国」全会員の購読を決定
秋には創立四〇周年、記念行事を開催
倉敷市日中友好協会
倉敷市日中友好協会の2024年度総会が5月26日に倉敷市市民活動センターで開催。40年目を迎えたこの総会は会員の高齢化と当日市内で開催された大きなイベントと重なり、出席会員は少数だったたが、委任状を含め50名の出席。内容の濃い総会となった。
冒頭、原田会長は「コロナ禍で約5年間活動が停滞し会員数も大幅に減少しているが、発足40年目にあたる今年度は活動を盛り返す再スタートの年にしたい。当面、8月には中国駐大阪総領事館主催の第7回西日本地区日中友好交流大会が岡山で盛大に開催される。当会も全力で取組み成功させなければならない。また、9月には当会の創立40周年記念行事を計画し、成功させたいと考えている」とあいさつ。
議事に入り前年度活動報告・会計決算報告と新年度事業計画(案)・会計予算(案)については何れも賛成多数で承認・決定した。今回の総会で特筆すべきは、会の活動低迷を挽回する手段として、会員の日中友好に対する意識向上を図る目的で機関紙「日本と中国」を全会員が一斉購読することを決定したことである。
(会長 原田健明)
「初心に立ち返り、友好の道を共に歩む懇親会」を開催!
福岡県日中友好協会
中国駐福岡総領事館の新たな総領事に、3月10日から楊慶東総領事が就任された。その正式な就任レセプションは、4月22日にホテルニューオータニ博多で約400人が参加して盛大に行われた。5月13日には、特別に福岡県・福岡市日中友好協会の役員を対象にした「初心に立ち返り、友好の道を共に歩む懇親会」が中国駐福岡総領事館で行われた。当日は、日中友好協会からは13人、総領事館から8人の計21人が参加して和やかに行われた。
主催者を代表して楊慶東総領事が「中日両国は、先人たちが果たした1972年の国交正常化以降の4つの文書確認の初心を忘れず、それに立ち返って友好の道を共に歩むことが重要である。今夜は、永年、それらの趣旨に基づく日中友好運動を頑張っておられる日中友好協会の皆さんをお迎えして懇親を深めたい」と挨拶された。次に森山沾一会長が「ご招待いただき有難うございます。日中両国の関係は決して良好ではないが、我々の運動で日中友好を深めて行きましょう。今年もいろんな行事を通して日中友好運動を発展させていきましょう」と挨拶をした。
その後、佐々木允・県日中副理事長(県議会副議長)、組坂繁之・前部落解放同盟中央執行委員長(県日中顧問)、そして、落石俊則・福岡市日中会長が挨拶をした後、乾杯の音頭で懇親会が始まった。参加者は4卓に分かれて、用意された中国料理に舌鼓を打ちながら歓談をして、2時間半ほどの宴を楽しんだ後、仁戸田元氣・副理事長が閉会挨拶を行い、最後に記念写真を撮って楽しい懇親会を終了した。
(副理事長 中村元氣)
2024年度定期大会を開催
「HPの立ち上げ、次世代育成、女性・青年委員会の組織化」等を確認!
福岡県日中友好協会
福岡県日中友好協会は、2024年度の定期大会を5月11日、福岡市東区の「福岡県教育会館」で開催しました。大会には、中国駐福岡総領事館の楊慶東総領事、福岡県知事代理の時安紀美代国際局地域課長補佐、組坂繁之・前部落解放同盟中央執行委員長(県日中顧問)など来賓を含め、30人が参加しました。
後藤香織副理事長の進行で大会が始まり、議長には落石俊則代議員(福岡市日中)が選出され、大会構成員の過半数を超える25人の代議員の参加確認で大会が成立しました。冒頭、森山沾一会長は「昨年は日中平和友好条約締結45周年の記念の年で、5月26日に記念の九州日中友好大会を開催し、11月には訪中団を組織した。今年は『HP(ホームページ)を立ち上げ、次世代育成、女性・青年委員会の組織化』を図るなど、会員拡大に努めよう」と力強く訴えました。
続いて、来賓の楊慶東総領事は「永年日中友好推進に頑張っておられることに敬意を表します。今後とも、4つの政治文書を大切にして、『初心に立ち返り』友好の道を共に歩んでいきましょう」と挨拶されました。
次いで、時安課長補佐は「貴協会が交流大会や訪中団派遣などの草の根交流によって、両国の相互理解、関係改善に一定の成果をあげており、今後も日中運動の益々の発展を祈念します」と、服部知事の挨拶の代読をしました。
そして、当協会の顧問でもある組坂繁之・前部落解放同盟中央執行委員長が「松本治一郎初代会長は戦前、国交のない中国に渡り日中友好を行った。我々も戦前の反省に立って、日中友好の発展を頑張って行こう。世界はロシアの侵攻など危険な状況だが、日中友好が最大の平和発展である」と述べました
その後、議題に入り、2023年度の活動報告と決算報告、2024年度の活動方針と予算案を提起しました。質疑・意見交換では、福岡市と北九州市から活動報告が発表された後、原案を承認し大会を終了しました。
(副理事長 中村元氣)