青木会長が北海道農業を報告
―江蘇省オンライン会議で
・北海道日中友好協会
北海道日中の青木雅典会長(87)は2022年11月、オンライン形式で開かれた江蘇省主催の「2022国際都市・町グリーンイノベーション発展大会」で、北海道農業について発表しました。特にコメについて、「おいしさは全国トップクラス」と強調し、小売店での販売数量でもななつぼしとゆめぴりかは群を抜いて多いと説明しました。
大会は「世界と対話し、グリーン発展を図ろう」がテーマで、環境や農業を通した国際交流が狙い。江蘇省の指導者はもとより、イタリアやスリランカ、スイスの友好協会会長も祝辞を述べました。
発表の場は分科会の一つ「農村産業融合発展フォーラム」で、タイやベトナム、ミャンマー、江蘇省の代表もオンラインで登壇しました。
青木会長は畑作や酪農などで、北海道は「日本国内で有数の食料基地」であるとし、コメは近年、「美味しさ」「安全・安心」「品質確保」といった面でブランド管理を徹底し、SDGsにも取り組みながら高品質を確保していると説明しました。
青木会長は広東省対外友好協会海外理事を長く務めていますが、7月以降は天津市、江蘇省、大連市から相次いで、対友協の海外理事、友好使者を委嘱されました。コロナ禍で3年近くも往来ができず、交流も制限されていますが、「オンラインも含め知恵を絞って日中交流を進めねばならない」と語っています。
(理事長 佐々木政文)
日中国交正常化50周年記念講演会
莫邦富氏講演会
・宮城県日中友好協会
2022年11月6日、仙台市の江陽グランドホテルにて「日中国交正常化50周年記念講演会」が行われた。知日派ジャーナリストの莫邦富氏に「日中交流の地方発信に感じた手応え」をテーマに講演していただいた。会場は82人の聴衆が集まり耳を傾けた。
「日中関係で、自分ができることをすることが自分の使命だ」と話す莫氏の言葉一つ一つが心に響いてきた。静岡県や高知県での事業を紹介しながら、SNSの活用、政治色を出さないこと、組織や団体に依存しない事業、個人や企業からの少額の寄付やクラウドファンディングでの資金集め、地域を越えた連携の必要性など、今後の活動の参考になる話をたくさんいただいた。
「当たって砕けろという思いを持つ人がある程度いると道が開ける」「今までは平和と発展の50年、これからは平和と繁栄の50年」「やれるところから一歩一歩」という言葉に勇気をいただいた。
これから宮城県日中として何ができるのか、莫先生にその後の報告ができるよう頑張りたいと決意を新たにすることができた。
(副理事長 横山弥生)
日中の“おせち”を楽しむ
・宮城県日中友好協会女性委員会
2022年の「日中友好料理教室」が11月26日、仙台・青葉区中央市民センターの調理室を会場に行われました。
今回は日中友好親善おせちをテーマに、お雑煮、田作り、伊達巻、のし鶏、酢レンコン、パイナップルきんとん、黒豆、海老焼売、春雨春巻の9種を重箱に詰め飾りました。
県女性委員会(水戸憲子委員長)、華僑華人女性聯誼会(朴仙子会長)のメンバー19人が4班に分かれ、和やかな中にも日中の料理の違いを学びながら、互いに協力し、楽しく真剣に取り組みました。
調理の後、素晴らしい一品一品を美味しくいただき、和やかな親善を深める語らいの場となりました。
27年間受け継いだ
文化交流書画展賑わう
・宮城県 柴田町日中友好協会
日中国交正常化50周年記念を祝い、当協会は1995年に開催以来27年目を迎えた文化交流書画展を柴田町・柴田町教育委員会・仙台大学・柴田町書道芸術協会・柴田町書道教室等の協力と支援を受けて、2022年11月12日~16日まで「しばたの郷土館思源閣」に於いて実施し、延べ220名超の来場者で賑わった。
作品は柴田町姉妹都市の江蘇省丹陽市・往来都市鎮江市及び柴田町小中学校・幼稚園、郭書道教室の作品105点を展示、その他「みんなで書いてみようコーナー」を設けた。
来場して観覧した皆さんには、日中友好と柴田町民・小中高生の作品は感動を与えた展示となり、今まで努力し続けた会員もほっとしたと思います。
準備、会場設営では仙台大学留学生ボランティアと会員にパネル運搬・作品貼り付けなどで多大な貢献をして頂いた。
このように私共柴田町日中友好協会は地道に草の根活動を継続し続けてまいります。
(会長 中島亮祐)
日中国交正常化50周年記念講演会
元駐中国大使 宮本雄二氏が講演
・山形県日中友好協会
山形県日中友好協会(会長・吉村美栄子知事)の日中国交正常化50周年記念講演会が2022年11月2日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、元駐中国大使で宮本アジア研究所代表の宮本雄二氏が「新時代の日中関係-温故創新」と題して講演した。宮本氏は「日本と中国は一衣帯水の関係にあり、平和で安定した関係を築くことが間違いなく両国の利益になる」と分析。「そのためには対話が重要」と強調した。
記念講演会は山形県勢懇話会の第615回例会を兼ねて開催、約100人が参加した。講演に先立ち吉村会長のメッセージが代読されたのに続いて、同協会理事長の寒河江浩二山形新聞社長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)があいさつ。「平和的な機運醸成を図る上で、民間による相互理解と親善活動の重要性が増している」と呼びかけた。
また席上、22年1月の第39回全日本中国語スピーチコンテストで日中友好協会会長賞に輝いた山形市の松木裕花さん(29)が、受賞スピーチ「千里の道も一歩から」の一節を披露、「お互いを知り、信じ合うことは重要。日中友好を推し進めていける人になりたい」と抱負を述べた。
山形県日中友好協会は1980(昭和55)年に発足。2019年まで計30回にわたり「県民のつばさ訪中団」を派遣している。
(事務局長 小林裕明)
東京都日中 「文化祭」
・東京県日中友好協会
東京都日中友好協会は、2022年11月3日(文化の日)東京・池袋のとしま産業振興プラザ(Ike-biz)にて「文化祭」を開催、出演者・見学者100名が参加して秋の1日を楽しんだ。
日中国交正常化50周年を記念し、中国留学生、在日華人らと共に歌とダンス、太極柔力球、水墨画などによって交流の輪を広げようという趣旨で、プロ・アマ・留学生ら9グループ・個人による様々なパフォーマンスが繰り広げられた。
会は月月さんのベリーダンスで開幕。中野修常務副会長の開会挨拶があり、演技に入った。司会は小櫃基、蟹江彩之の二人でバイリンガルで進行した。
前半は、日中友好・大海の会、星星芸術団の舞踊、続いて千代田国際語学院の留学生による「両地曲」の独唱、神奈川華人舞踏会のダンス、礼美さんの歌唱パフォーマンス。そして王子仙氏による「馬」と「龍」を描画する水墨画が披露された。
後半は、小沢礼奈さんらによる華麗なファッションショー、千代田国際語学院のダイナミックなモンゴル舞踊「天辺」、太極柔力球協会の表演には参加者と一緒に演技を行った。フィナーレは、礼美さんがリードしてヒット曲「后来」(日本では〝未来へ〟)を全員で合唱、まさに日中交流にふさわしい楽曲となった。
閉会は、閏間正雄協会特任顧問が感想を交えた挨拶で文化祭を締めくくった。
(文化交流委員長 斎藤成)
2022・11・23
日中国交正常化50周年・
宋茜来日30周年記念コンサートを開催
・奈良県日中友好協会
去る2022年11月23日(水、祝)16:00~、奈良県大和郡山市にあるDMGMORIやまと郡山城ホールにおいて、奈良県日本中国友好協会、宋茜後援会、Song茜藝術團共催で「日中国交正常化50周年記念・宋茜来日30周年記念コンサート“歳月如歌”」を開催しました。
昨年来の50周年事業構想は、1月8日の宋茜さんとの協議で具体化し、以後10カ月の準備期間を経てようやく開催に漕ぎつけました。
当日は定員300名のホールに立ち見客がでるほどの盛況となり、大成功となりました。当初来場予定の薛剣駐大阪総領事が急な公務でお越しいただけませんでしたが、代理の聶主任とともに、薛剣総領事の開催お祝いのビデオメッセージを頂き、コンサートの最初に披露されました。地元大和郡山市上田清市長も鑑賞され、最後にはステージ壇上に出演者ともども合唱に参加され、大いに盛り上がりました。
私達の日中民間文化交流のあるべき姿として、今後ともこのようなイベントを若い方々を中心に企画実施し、盛り上げて参りたいと考えています。
(事務局 塩崎義郎)