中国・四国ブロック会議の開催
・【中国・四国】日中友好協会
第14回定時総会に向けて、中国・四国ブロック会議が4月28日に岡山国際交流センターで開催されました。会議は高知・香川・広島・鳥取の各県協会から5名と岡山からは運営委員6名が出席し、各県の状況や今後の計画、工夫していることや問題点が話し合われました。どの県からも会員減少と高齢化が課題として挙げられ、協会の活性化のためにも隣県協会での相互交流や、中四国ブロックでの交流会議の開催に向けて連携を図ることを取り決めました。また(公社)日中友好協会の四国ブロック代表理事として高知県日中の岡林会長を、中国ブロック代表理事として岡山県日中の横見事務局長を推薦することを承認しました。
会議後には岡山名物のサワラをふんだんに使ったサワラ丼を食べながら、日中友好とともに日日友好もますます促進していくことを和やかに話し合いました。
(岡山県日本中国友好協会 事務局長 横見 幸憲)
感染予防気遣いながら理事会・定期総会を開催
・秋田県日中友好協会
秋田県日中友好協会(猿田和三会長)は6月4日、秋田市のアキタパークホテルで2022年度理事会・定期総会を開催した。
総会に先立って行われた理事会では、佐藤惣良理事長が議長を務め、総会提出案件や顧問の委嘱などについて協議された。また、昨年、秋田地区協会の会員上村レイ子さんから娘の丸山陽子さん名義で、中国人留学生への支援にと20万円の寄付金が贈呈されていたが、今年1月さらに10万円が寄せられたことが報告され、ありがたく拝受して、留学生のために活用させていただくことにした。
総会には、来賓として土門啓介・秋田県企画振興部国際課課長をお迎えし、計22人が出席した。
猿田会長は「日中国交正常化50周年、秋田県・甘粛省友好都市締結40周年にあたる今年は、これまでのような交流が回復することを期待している」と挨拶。議事では、工藤知彦代議員が議長に選出され、事業報告・決算報告や事業計画・予算案などを協議し、承認された。
令和2年度に、本県当番で開催予定だった北海道・東北ブロック日中友好協会交流会議については、コロナ禍の影響で延期され、懸案事項となっていたが、昨年5月16日に、現状に鑑みて、書面開催を実施したことが報告された。また、大館市花岡町の十瀬野公園墓地で行われた「中国人殉難者慰霊式」(大館市主催)には、佐藤惣良氏が参列したことも報告された。
総会後の懇親会では、県内各地区協会の代表者による活動内容が紹介され、特色のある行事や共通した苦労話も出され、食事を楽しみながら和やかなひとときを過ごした。
(理事 古谷孝男)
日中国交正常化50周年記念
「日中友好 書道談義と席書の集い」開く
・東京都日中友好協会
6月25日、東京都文京区のアカデミー湯島において「日中友好 書道談義と席書の集い」が東京都日中友好協会・書道部会(豊道溪峻部会長)主催、中国大使館、(公財)東華教育文化交流財団の後援で開催された。このイベントは、日中国交正常化50周年記念として、書道を通じて交流を深めようと対面で25名の参加を得て実施された。
冒頭、中野修常務副会長の開会挨拶にはじまり、来賓として(公財)東華教育文化交流財団・陳隆進理事長から祝辞が述べられた。
第一部の書道談議は、「漢字伝来と仮名のはじまり」をテーマに、井垣清明氏(日本書学院代表、東京都日中友好協会参与)と財前謙氏(早稲田大学教育・総合科学学術院講師)の両氏による対談形式で図版と資料を基に、漢字の成り立ち(象形文字、甲骨文字等)から日本への伝来について語られた。古くは弥生式土器と共に出土した貨泉(王莽銭)や銅鏡・刀剣の銘として日本へもたらされ、有名な後漢・光武帝から賜された金印『漢委奴國王』がある。
一方、日本で発明された仮名と片仮名は、一字一音表記で日本語を表記し始めた。漢字は、「形(字形)・音(発音)・義(意味)」の三位一体である。これを「意味」を無視して音を仮りて(仮借)、一字一音で日本語を表記し始めたもの。5世紀の刀剣銘にその先例があり、8世紀の『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』(759年)になると「万葉仮名」として定着した。特に『万葉集』では、王羲之を「手師(字の上手な人)」とし、義之(王羲之の仮借)・大王・手師などを「てし」と読む歌が合計29首ある。これは、奈良・平安時代の王羲之尊崇の表れだとする説明がなされた。
第2部の席書では、参加者を前に大嶋春山氏(北城書社会員)が漢字2題、大石三世子氏(栴檀社理事長)和歌2首を仮名で披露した。
なお、このイベントの模様は、東京都日中友好協会ホームページ「都日中CHANNEL」で放映する。
(文化交流委員長 斎藤 成)
須坂市日中22年度定期総会を対面で開催
・長野県須坂市日中友好協会
須坂市日中友好協会2022年度定期総会が5月29日、須坂市旭ケ丘ふれあいプラザホールで会員ら20名が出席して開催されました。
三木正夫会長(須坂市長)は、「3年ぶりの対面開催ができ感謝している。新型コロナ禍や米中対立の激化など日中関係を取り巻く環境は厳しいが、日本にとって大切な隣人中国との友好を進めていきたい。困難な時こそ民間交流が大事だと思う。ロシアのウクライナ侵攻など予想しえなかった事態が起きているが、今改めて平和とは何か考えたい。友好都市の四平市とはオンライン交流等企画していきたい。真の日中平和友好を目指して力をあわせていきましょう」とあいさつしました。
来賓を代表して布施正幸県日中副会長が、日ごろの協力に感謝し、県協会定期大会の報告をした後、「日中国交正常化50周年にあたり日中共同声明の精神に立ち返って、日中関係を破たんさせない知恵を出し合い、日中不再戦、体制の違いを認め合った平和友好関係を守り発展させていくことが今必要とされている。日中の歴史的、経済的深いかかわりに思いを致し、アメリカ一辺倒の思潮に流されることなく戦略的互恵関係を築いていくべき時、地方民間友好の努力を続けていきましょう。県内友好運動の中核を担ってきた須坂市日中の活躍に期待します」とあいさつしました。
総会議事では21年度の活動報告と決算報告が承認され、22年度の活動方針、予算が採択されました。活動方針では友好都市の四平市と青少年バーチャル交流、中国についての学習会講演会、料理教室やフラワーアレンジメント等の開催、中国語教室開講、満蒙開拓平和記念館パートナー制度への協力等に取り組み、新会員加入促進に力をいれていくとうたっています。
第二部の記念講演では、西堀正司・(公社)日中友好協会専務理事が「ウクライナ情勢と中国」について複雑な状況を分かりやすく解説し好評でした。
(須坂市日中友好協会事務局長 山崎 始)
「中日友好スタンプラリーin関西」第二弾開催
・京都府日中友好協会
日中友好所縁の地を若者達と回り、両国の相互理解を深めることを目的に四月に和歌山県からスタートしたスタンプラリーの第二弾が六月三十日、京都府で開催されました。
府内のスタンプ設置箇所は、黄檗山萬福寺、建仁寺霊源院、大悲閣千光寺の三か所。それぞれに中国との長く色濃い歴史に彩られた悠久の寺院です。日中併せて二十五名の学生達を乗せ、東本願寺前をスタートしたバスが各地を巡るに従い、学生達の距離が見る見る近くなるのを感じました。
途中、千光寺境内の周恩来顕彰・雨後嵐山詩碑前では、薛剣駐大阪総領事、任書楷京都華僑総会会長他列席のイベントが開かれ、当協会からは田中彰寿会長が出席しました。
ラリーの総括の場として設けられた陝西省とのオンライン交流の場では、同省政府代表の挨拶の他に若者の相互交流の場もあり、有意義な時間と空間の共有が出来ました。このラリーは、次に奈良県にバトンタッチされる予定です。
(副理事長 四宮陽一)
交流茶会中国留学生との交流イベント
「東大寺大仏のおひざ元へ」
・奈良県日中友好協会
2022年7月9日(土)13時30分、中国人留学生学友会の学生14名、奈良県日本中国友好協会青年部3名、奈良県日本中国友好協会天根会長他3名、合計20名の参加で、留学生との交流イベントを実施しました。
当日13時に東大寺南大門に集合、激しいにわか雨に襲われ、暫く南大門で雨宿りのあと、東大寺大仏殿で、東大寺僧侶の池田氏から大仏開眼の西暦752年から続くお水取り行事や大仏殿の歴史など、見学しながら講話を伺いました。学生たちも非常に熱心にお話に耳を傾け、活発な質問もなされました。一般参観では行けない、大仏のおひざ元まで登り、金メッキの施された台座や大仏殿の梁、柱、大仏建立、焼失、再建の歴史など学びました。池田氏からは、日本の学生以上に知識も豊富で質問も活発でったとの評を頂きました。
東大寺拝観のあと、雨の中、近くの依水園という日本庭園に場所を移動、寧楽美術館見学後、雨も小降りとなり、学生たちは小雨の日本庭園を満喫しました。
こうした若い人たちとの交流を深めることが、日中国交正常化50周年以降の日中友好のあり方を考えるきっかけになるのではないかと思った一日となりました。
(事務局 塩崎義郎)
2022年度定期大会を開催
・岡山県日中友好協会
岡山県日本中国友好協会は5月14日に2022年度定期大会を開催しました。昨年も一昨年も書面決議となり、今回は久しぶりに多くの会員が集う大会となりました。原田健明会長の開会あいさつののち、来賓の岡山県県民生活部長から伊原木隆太岡山県知事のメッセージが読み上げらました。議長に菱木明美さんを選出して議事は進行。すべての議案が承認され、役員選出では副会長1名と理事2名が新たに選出された他は、原田会長以下全員が留任となりました。ロシアによるウクライナ侵攻に対する特別決議が時實達枝副会長より提案され、即時停戦を求める決議とともに、避難民や負傷者救済のための支援募金を呼びかけました。
大会後には満蒙開拓平和記念館の寺沢秀文館長より「満蒙開拓の史実から学ぶもの」と題してご講演をいただき、岡山から「開拓」に加わった歴史が語られました。
また記念懇親会として茶話会が開催され、新役員の紹介や祝電・メッセージの披露がおこなわれ、4つの地区協会からの代表者のあいさつや、香川県日中友好協会の内海事務局長からもあいさつを受け、最後に幡司勝治顧問のあいさつで閉会しました。
(事務局長 横見 幸憲)
3年ぶりの対面で、2022年度定期総会を開催
・福岡県福岡市日中友好協会
福岡市日中友好協会は、2022年度の定期総会を6月12日、福岡市東区の「福岡県教育会館」で開催しました。総会には中国駐福岡総領事館の律桂軍総領事、福岡市総務企画局国際部アジア連携課の中野哲宏課長、福岡県議会副議長の仁戸田元氣県議、森山沾一福岡県日中友好協会会長ら来賓を含め、約20人が参加しました。コロナ感染に注意を払いながら3年ぶりの対面方式で行いました。大賀和男理事長の進行で総会が始まり、議長には成瀬穫美市会議員が選出され総会が始まりました。冒頭、落石俊則会長は「3年ぶりの対面開催を喜んでいます。今年は国交正常化50周年だが、マスコミが話題にしない状況だ。現在、中学生が学んでいる教科書には『1972年の国交正常化の成立とその意義や1978年の日中共同声明の重要さ』などの記述があり、しっかり歴史を学んでいます。こんな状況だからこそ我々民間の力で日中友好運動を進めていこう」と力強く訴えました。続いて来賓の律桂軍総領事は「日中友好協会の皆さんとは古い友人となりました。一同が会した総会は大変有意義です。今年は国交正常化50年の節目。これまでの50年間、政治的4つの文書で日中間の歴史などの問題は基本的合意ができている。これからの50年間も今まで以上の青少年、経済、文化交流・発展を図っていこう」と挨拶されました。次いで中野課長は「貴協会の日頃からの日中友好の活動に感謝します。コロナ禍で2年間、楽しみにしていた牡蠣小屋交流・餃子交流などができなかったが、今年は実現できるように期待しています」と挨拶しました。また仁戸田副議長は「3年ぶりの総会おめでとう。国交正常化50周年、そして福岡県と江蘇省の30周年の年、民間外交を福岡県が先頭に立って頑張っていきましょう」と、そして森山会長は「貴協会の活躍を期待しています。これまでも県日中の運動の中心的役目を果たしてきました。『日中新時代』を迎え今後の活動を期待しています」とエールを送っていただきました。その後、協議題に入り、2021年度の活動報告と決算報告、2022年度の活動方針と予算案・役員案を提起しました。質疑・意見は特になく、全員の拍手で原案を承認した後、閉会の挨拶を山口副会長が行った後、得意の『オカリナ演奏』を参加者の要望を受けて披露して、会場は大きな拍手で包まれ3年ぶりの総会は和やかな雰囲気の中で終わりました。
(事務局長 中村元氣)