「2022年福島県日中友好のつどい」を開催
・福島県日中友好協会
福島県日中友好協会は例年「新春のつどい」を開催していましたが、コロナ禍となり開催できずにいました。しかし、本年は日中国交正常化50周年にあたる節目の年であることから5月15日、須賀川市で国交正常化50周年記念として「福島県日中友好のつどい」を開催できました。規模を縮小し、県内各地区協会からの会員、ご来賓を含め約50人が参加しました。
冒頭、(公社)日中友好協会副会長・橋本逸男氏から「これからの日中関係の発展と世界情勢を考える」をテーマに記念講演があり、日中関係の更なる発展が世界の平和に繋がることや、今日の世界情勢について等の講話がありました。
友好のつどいでは、白土和男県協会会長から挨拶があり、日中関係の経過等の話がありました。来賓として、地元須賀川市長の歓迎の挨拶のほか、福島県知事代理、生活環境部長、中国駐新潟総領事館の孫大剛総領事、玄葉光一郎衆議院議員の皆様からそれぞれご祝辞をいただきました。
今回のつどいはコロナ禍での開催であったためアルコールは出さず、静かな中にも会員同士が親睦を深める有意義な昼食会になりました。
その後、アトラクションとして藤田久実子様のサクソフォーンの見事な演奏を聴き、国指定名勝須賀川牡丹園を散策。須賀川市は中国の牡丹で有名な玉城公園のある洛陽市と友好都市を結んでいます。毎年、牡丹が大輪を咲かせるように、県協会の友好運動が大きく咲くようにと気持ちも新たにして、友好のつどいを閉じました。
(事務局長 佐久間 均)
日中国交正常化50周年記念大会
ミニヤコンカ 奇跡の生還
・千葉県日中友好協会
千葉県日中友好協会「日中国交正常化50周年記念大会」が6月4日、千葉市内で開催され、日本山岳会理事・千葉支部長の松田宏也さんによる記念講演が行われた。
講演に先だって、佐々木久昭会長はこの50年の日中関係の発展を説明。「これからの50年は、両国の若者が新しい関係を築くと確信している」と力強く述べた。
孔鉉佑駐日中国大使の代理として出席した中国駐日本国大使館政治部の聶佳参事官は、50年前の中日国交正常化の原点に言及した後、「プライベートで行ったことがあるミニヤコンカでも、両国民の感動的な話があったとは知らなかった」と記念講演に大きな期待を寄せた。
記念講演は、松田さんが40年前(1982年)、中国で日本人として“熱烈歓迎”された話からスタート。四川省の高峰・ミニヤコンカ(7556㍍)で頂上を目前にして遭難してから、19日後に地元民に偶然発見されるまでの極限の日々は想像を絶するもので、体重が半分に減り、全身の血液が中国人の血に入れ替わるほどの輸血を受けたという。
凍傷により両手指と両足を切断した手術や、帰国後に職場復帰を果たし、義足で再び登山に挑戦する様子は映像でも紹介され、すさまじい困難をくぐり抜けた様子が窺えた。
中国の方々への感謝の気持ちと、それでもやまない山への情熱があふれる松田さんの話に、聴衆は熱心に聴き入っていた。
本大会はハイブリッド形式で行われ、千葉県日中友好協会の会員が現地もしくはオンラインで参加した。また千葉県内の大学に留学している中国人大学生8名も会場で参加し、生まれる前の母国での出来事に真剣に耳を傾けていた。
(本紙広報部)
*新刊:ヤマケイ文庫『足よ手よ、僕はまた登る』(松田宏也 著、山と溪谷社)
創立40周年記念式典を開催
―孔鉉佑中国大使もご祝辞―
・神奈川県日中友好協会
神奈川県日中友好協会は6月8日、横浜市内のホテルで会員や関係者120人ほどが参加し創立40周年記念式典を開催した。式典には来賓として孔鉉佑中国大使をはじめ黒岩祐治神奈川県知事、敷田博昭神奈川県議会議長、鈴木恒夫藤沢市長、宇都宮徳一郎(公社)日中友好協会副会長、余凱横浜華僑総会副会長らが出席した。
並木裕之会長は40年の歩みを振り返り、「今後も多彩な交流活動を積み重ねながら、日本と中国の友好の輪を広げていきたい」とあいさつした。孔大使は今年が日中国交正常化50周年にあたることから、「本年は両国の発展に向けた一里塚。中日関係は歴史の新しいスタートラインに立ったが、両国関係をより成熟、安定的な姿で次の50年に繋がなければならない」と祝辞を述べた。また宇都宮副会長はコロナ禍で神奈川県日中が中心になって開催したリモート講演会を高く評価するとともに、「世界は今大きな転換点を迎えている。このような時期だからこそ、日中両国が共に手を携えてアジアと世界の平和、安定に寄与する役割を果たすことを願っている」と述べた。式典では並木会長より、永年会員、事業協力者ら100人(団体)に、表彰状・感謝状が授与された。本多ゆとり氏の二胡演奏を楽しんだ後の祝宴では、配布された記念誌を見ながら思い出を語り合う姿があちこちで見られた。
(専務理事 三浦 修)
中国駐大阪総領事館と「茶文化交流 in 和束」を開催しました。
・大阪府日中友好協会
日中国交正常化50周年記念行事の一環として、5月11日(水)の午後「茶文化交流 in和束」を京都府和束町で開催しました。これは、大阪府日中の白雪梅理事の発案により、中国駐大阪総領事館、大阪府日中友好協会、和束町日中文化交流会の主催、そして和束町、和束町商工会の後援を得て開催されたものです。
当日の天気予報は当初雨天が予想されましたが、晴男と晴女がたくさんいたからでしょうか。無事晴天となり総勢35名が元気よく活動に参加しました。
今回、薛剣総領事と梶本徳彦会長以外に、和束町日中文化交流会の松岡保会長、和束町の堀忠雄町長、中国駐大阪観光代表処の石澤毅首席代表にもご出席いただき、記念植樹を実施しました。
参加者全員で楽しい茶摘みを体験し、製茶工場を見学すると共に、中国駐大阪総領事館特別職員のパンパンと和束町のマスコット チャチャちゃんの1年ぶりの再会に巡り合えました。
新型コロナの影響により最近はなかなか郊外まで出かける機会はありませんでしたが、青々とした緑の中で日中友好の交流活動を行うと共に英気を養うことが出来、楽しく時間を過ごしました。
(事務局長 松本卓美)
「千年の歴史を未来へ」交流茶会
・奈良県日中友好協会
5月10日(火)奈良ホテルにおいて、日中国交正常化50周年記念行事の一環として、中国駐大阪総領事館主催で表題の茶会が開かれました。出席者は薛剣大使級総領事を始め、荒井正吾奈良県知事、井上洋一奈良国立博物館館長、橋村公英東大寺別当、岡本元興唐招提寺長老、劉浩軍在日華人音楽活動家、葉衛陽日本中華文学芸術家連合会会長、そして天根俊治奈良県日本中国友好協会会長とそうそうたるメンバーが揃われ、宗教・歴史・文化・芸術など多岐にわたる中国と奈良の交流について、お茶や古来の菓子(蘇、赤米など)を賞味しながら、それぞれの専門家から見た遣隋使、遣唐使、鑑真和尚、阿倍仲麻呂など日中友好の歴史を興味深く語られました。
音楽の歴史においては、劉先生による正倉院復元楽器の「甘竹簫」「イ族伝統楽器バウー」、葉先生による「琵琶」が奏でられ、まさに歴史が蘇る印象の会となりました。
また天根会長からは奈良県協会を代表して、以前実施した揚州への船旅「鑑真心の旅」を始め、私たち奈良県日中の取り組みを披露し、薛剣総領事からも奈良県の活発な日中友好活動の取り組みに賞賛のお言葉を頂戴しました。
(事務局 塩崎義郎)
鹿児島県日中女性委員会 創立一周年を迎えて
・鹿児島県日中友好協会
鹿児島県日中友好協会女性委員会は発足から一周年を迎え、5月22日(日)に鹿児島市の宝山ホールにおいて創立一周年記念式典を開催しました。皆様方のご理解とご支援のおかげと、心から感謝申し上げます。
鹿児島市日中友好協会の女性部会を改め、鹿児島県日中の女性委員会として、昨年、(公社)日中友好協会全国女性委員会へ仲間入りさせて頂きました。
一周年となる今年は、日中国交正常化50周年の大切な節目、さらに、鹿児島市と中国長沙市が友好都市締結して40周年を迎え、うれしく思います。
記念式典では、鹿児島大学名誉教授の原口泉先生をお迎えし、「鹿児島と中国 ~黄興と西郷南州~」と題してご講演頂きました。
原口先生は、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「琉球の風」「篤姫」「西郷どん」など、数々のテレビ番組で時代考証を務めておられます。そんな先生の歴史のお話からは、中国と日本の繋がりや深い絆が感じられ、思わず引き込まれてしまう、素晴らしいご講演でした。
女性委員会では、女性同士の関係を深め、“輪”と“和”の絆を大切にし、相互交流として青少年の派遣等を目標に掲げております。早く新型コロナウイルス感染症が終息し、通常の往来ができるようになることを願っています。そして、明日に繋がる平和の友好親善をより一層深め、躍進と友好交流をビジョンに、女性委員会はさらなる活動を充実させて参る所存です。
中国駐福岡総領事館の律桂軍総領事、(公社)日中友好協会の丹羽宇一郎会長と石黒かほる全国女性委員会委員長からは、祝電を頂戴しました。行政関係者並びに各企業の皆様からも、ご協力とご支援を賜りました。
日中友好協会会員ならびに関係者の皆様方にも、お礼申し上げます。誠にありがとうございました。
(女性委員会委員長 天達美代子)