北海道と中国の子供たちが、絵手紙交流
・北海道日中友好協会
北海道日中友好協会が仲介して、北海道と中国の子供たちとの絵手紙交流が始まった。中国の江蘇省蘇州市相城区が企画した初の交流活動で、北海道内の50小中学校から、絵手紙740点が集まり、7月上旬に相城区に到着した。区内の図書館や博物館、商業施設で展示される運び。
きっかけは、道日中の青木雅典会長が新春のあいさつを兼ね、コロナ禍にあっても友好交流の継続を呼びかけたメッセージ。中国各地に送ったうち、蘇州市相城区からは、「私の美しい故郷」をテーマに児童生徒による絵手紙作品の募集呼び掛けがあり、道教育委員会と道総合政策部国際局が協力した。
集まった絵手紙740点は、相城区から送られてきた所定の台紙に描き込まれ、キタキツネなどの動物、自慢の風景や観光名所、地元の銘菓といった絵柄の力作ぞろい。
相城区の小中学生の作品も相当数に上るとみられ、展示を通した友好気運の広がりが楽しみだ。相城区は、今年が区創設20周年で、中日関係を地方で発展させるモデル地区に指定されている。(理事長 佐々木政文)
福岡総領事館・鹿児島県立鹿児島東高等学校が交流
・鹿児島県鹿児島市日中友好協会
6月9日(水)に中国駐福岡総領事館と鹿児島県立鹿児島東高等学校とで、オンラインによる交流会を行った。総領事館からは律桂軍総領事、康暁雷副総領事、韓斌政治部部長、関麗敏・徐俊涛・王志坤領事、東高校からは三年生(29人)の中国語クラス生徒に加え、二年生代表4人、一年生代表2人も参加。最初に律桂軍総領事が挨拶、中国の魅力や中日若者の共通点の話もあった。
質疑応答では、生徒たちが「中国のおいしい料理」などについて質問。生徒からは「総領事館の方が優しくて楽しかった」「北京ダックを現地で食べてみたい」「上海ガニが上海のカニではなくてびっくり」「香辛料のことも調べたい」「授業では習わない多様な文化、観光地、アプリ等も知れてよかった」「いつか中国の一番高いビルの最上階から街全体を見回したい」「中学の頃から『史記』などを読み深めてきたが、もっと中国と親交を深めたいと思った」「これからも中国語の勉強をがんばります!」等の声が聞かれた。
総領事館も交流会実現を大変喜び、感謝のメールを頂いた。この交流会について、九州ブロックのオンライン会議で紹介をする予定だ。(会長 鎌田敬)