スピコン長野県大会を開催
・長野県日中友好協会
10月10日、長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂の主催による第38回中国語スピーチコンテスト長野県大会が開催され、高校生、大学生から70代の中国語学習者までの18人が出場した。高校生や大学生の活躍が注目された。
朗読部門には高校生・大学生の部6人と一般の部7人が参加。全国統一課題文で発音や表現力を競った。スピーチ部門には5人が出場、自作文で内容や表現力を競った。安曇野市出身で小松大学の学生、溝邉幹太さんが優勝。
溝邉さんは中国・南京市に4カ月間短期留学した時、いろいろな国からの留学生と交流した体験を語り、「本音で話し合う中で真の友人ができた。国同士も仲良くなれる」と述べた。準優勝の久保田弘樹さんは長野高専の学生で、 「祖父と100年前日本に留学した中国青年との間の手紙を見て友好の大切さを感じた」と発表した。
岩下隆審査委員長が講評で、「言葉を通して本音を語り互いを知ることが大切。論語に知・好・楽(これを知るものはこれを好むものに如かず、これを好むものはこれを楽しむものに如かず)という教えが出てくるが、中国語を知り、好きになり、楽しんでほしい」と述べ、安芸洋一長野ラジオ孔子学堂長、西堀正司県日中友好協会副会長も激励のあいさつをした。
審査員を務めた清泉女学院短大講師の王秋菊さんが「中国語の学習方法」と題して講演。有意義な内容に、出場者の応援のために駆けつけた友人や中国語学習仲間も熱心に聞き入っていた。
日中友好記念碑顕彰式典が行われる
・和歌山県日中友好協会
10月10日、和歌山県日中友好協会は和歌山市紀三井寺にて日中友好記念碑顕彰式典を開催した。コロナ禍ゆえ少人数にはなったが、和歌山大学の留学生らの参加もあり、和やかな式典となった。
参加者一人一人が記念碑の前で礼拝。中拓哉県日中会長が、「諸先輩方が繋げてくれた和歌山と中国との友好を若い世代へと結びつきを強めていこう」と決意を述べた。
今年開創1250年の紀三井寺の境内に1979年に記念碑を建立。大理石に刻まれた『中日友好千年萬年』の文字は中日友好協会初代会長の廖承志先生の揮毫で、和歌浦湾から中国の方向に向いて立ち、日中関係の良好な時も波風が立つ時も毎年絶やさず記念碑顕彰式典を開催している。
また10月6日には、2020年度県知事表彰において、和歌山県日中友好協会の永年の国際交流活動が評価され、教育・文化等振興の部門で仁坂和歌山県知事から表彰状と記念の盾が贈られた。
国慶節を祝い、交流の集い
・福島県日中友好協会
福島県日中友好協会主催友好交流の集いは、10月4日に郡山市高篠山森林公園で、品川万里郡山市長や会員、中国人留学生の計60人で盛大に行われた。
参加者は福島の伝統料理の芋煮鍋やほうれん草を練りこんだ翡翠餃子、中国のウィグル料理である羊肉串など日中それぞれの料理を共同作業で作って食した。
食事後には太極拳の体験や中国指字書道の実演、中国に関する〇×クイズ、会場内に隠された言葉を探す宝さがしゲーム等で楽しく交流した。
(事業委員長 佐藤厚潮)