三重とこわか国体について
・三重県日中友好協会
9月18、19日に開催予定であった、三重とこわか国体「公開競技」武術太極拳大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年の鹿児島国体に続き2年連続の中止となりました。当協会は三重県武術太極拳連盟の事務局を代行しており、日本武術太極拳連盟と連携し、開催に向けての準備を進めておりました。
三重県武術太極拳連盟には10の所属団体があり、県内各地で教室を開催しています。国体当日には総勢約350人による太極拳のアトラクション集団演武を行う為、一年以上にわたって練習を行い、全員にオーダーメイドの表演服を手配するなど、様々な取り組みが行われていました。
8月14日(土)には桑名市ヤマモリ体育館で「第30回三重県武術太極拳フェスティバル」が行われました。このフェスティバルは、県内の武術太極拳愛好者のレベルアップと交流を目的とし、毎年春に各団体の日頃の練習の発表の場として開催しているものですが、5月開催が中止となり、この8月は「三重とこわか国体の集団演武リハーサル大会」を兼ねて実施しました。万が一国体が開催不可となる可能性も留意し、三重県の太極拳愛好者の熱意をDVDに残そうと、演武リハーサルの模様をカメラに収めました。
武術太極拳は基本的には、打つ・蹴るといった「武術」の要素を含んだ型を演武し、正確で美しい動き、精神や風格の評伝など、個人の技術を高めるものです。国体で予定されていた集団演武は「集団で」「魅せる」ものであり、日頃の鍛錬とは違った面があります。練習を重ねた競技者にとっては貴重な経験であり、今後の研鑽に大いに活かされることでしょう。そして当協会と三重県武術太極拳連盟は次の機会に向けて、太極拳の普及と振興に努めてまいります。(NPO法人三重県日中友好協会理事・三重県武術太極拳連盟理事長 岩佐育代)
世界選手権へ再始動!
・香川県日中友好協会
コロナ下で開催された東京五輪が幕を閉じました。本年3月1日号で紹介させて頂いた、オリンピック新体操特別強化選手の喜田純鈴選手が夢の舞台に立ちました。堂々とした、ダイナミックでエレガントな喜田選手の演技に魅了された方は多かったでしょう。そして喜田選手を見守る劉宇コーチの姿に、見ている者までドキドキ、ハラハラさせられました。見ていられない、と両手で顔を覆った劉コーチの姿を目にした方もいたでしょう。
3月1日号でもご紹介しましたが、劉コーチの来日は1995年で、クラブ創設24年目にあたる年に念願の五輪出場を果たせたこと、またそれを身近で応援できたことに感謝したいです。
当協会では、協会会報を通じて、エンジェルRGカガワ日中、喜田選手や劉コーチの活躍などを会員に伝え、応援しています。
新体操は、劉コーチの来日当時はまだまだ知られておらず、マットもなく、環境の整わない中での演技披露で、けがの危険もあり、必死で普及に奔走した努力があってこその今があります。
喜田選手と劉コーチは、オリンピックが終わると、束の間の休日をすごし、また、10月末にある世界選手権にむけて再始動しています。
全国の協会の皆様、どうか新体操クラブ、エンジェルRGカガワ日中を引き続き応援してください。よろしくお願いします。(事務局長 内海美貴子)