各地の日中交流ニュース

2021年6月1日号 /

オンライン講座「中国の洒落言葉を楽しもう!」

・宮城県日中友好協会青年委員会

4月25日、宮城県日中友好協会(佐々木謙会長)は青年委員会主管で「中国の洒落言葉を楽しもう!」という学習会をZoomで開催した。参加したのは10名。当初仙台国際センターで開催予定だったが、宮城県のコロナ感染者急増を受けて、初めてオンライン開催を決定。講師は、東北大学工学部助教の羅漢氏。

事務局もオンライン講座開催経験がない上、参加予定者の半数がZoomを使った経験がなかった。そこで事前に個別Zoom練習をして、当日に臨んだ。
中国の洒落言葉について、講師が例を出しながら日本語で解説。中国語未学習者にも分かりやすい内容だった。参加者が自由に質問し、講師が答えるという形式で和やかに進んだ。

参加者からは「実際に会場で勉強した楽しさと変わらないくらい楽しかった。」「テキストで習う言葉ではなく日常会話で使う言葉を学ぶことができてためになった。」「Zoom初で大感激。」「この歳になって新しい経験に挑戦出来たことを感謝しています。」といった感想が寄せられた。(青年委員会 吉澤千明)

和やかな講座の様子

道日中、留学生支援で食料品渡す

・北海道日中友好協会

北海道日中友好協会は道内の中国人留学生を支援しようと、3月に会員らに募金を呼び掛け、総額72万6000円が集まった。募金は食料品の購入費に充てられ、一人2000円相当の食材を留学生350人に寄贈した。

コロナ禍でアルバイトができないなど経済的に困っている留学生の悩みを聞いた会員から提案があり、道内各地の50人(団体)から浄財が寄せられた。これを元に即席麵香辣牛肉袋麵、油辣椒など留学生にとってなじみの食材を購入。食材の仕分け及び配布作業は留学生組織「学友会」の協力で4月10日午前9時から、札幌市内の北海道大学構内で行われた。

道日中会員と学友会会員は、三密に注意しながら食材を次々と袋詰め。中には道日中からの激励メッセージが同封され、午前11時~午後4時に会場を訪れた留学生に贈られた。対象の350人は学友会のアンケートで選別。全体の4分の1に当たる札幌市以外の留学生86人にはその日のうちに郵送した。