読者の方は「東アジア文化都市」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
日中韓文化大臣会合での合意に基づき、2014年より日本・中国・韓国の3か国の中で、文化芸術による発展を目指す都市を毎年選定し、文化交流、文化芸術イベント等を実施する国家的プロジェクトだ。年により様々な情勢がある中でも、文化の力でアジア域内の相互理解・連帯感を形成する役割が期待できる。2023年は、静岡県(日本)、中国から成都市(四川省)・梅州市(広州市)、全州市(韓国)が選出されている。
弊社団ではこの11月、静岡県立美術館で開催される「ロダンウィーク」に合わせて、中国成都が誇る変面のステージや、成都市の銘茶の試飲、パンダブースや漢服衣装試着体験など、中国文化を体験できるイベントを開催予定。静岡県立美術館には、「地獄の門」・「考える人」で有名な近代彫刻の巨匠、「オーギュスト・ロダン」の作品をまとめて鑑賞できるロダン館が常設されており、毎年ロダンの誕生日(11月12日)と命日(11月17日)、文化の日(11月3日)にちなみ、ロダン館と収蔵品展を無料で観覧可能な特別な期間を「ロダンウィーク」としている(グルメや雑貨等のマルシェやワークショップ等多数の催し有り)。
私も「変面×パーカッション」のステージ内で、ロダン体操とのコラボに挑戦予定だ。静岡県日中友好協会他、関係者の皆様のお力添えに感謝しつつ、中国文化や芸術を身近に楽しめるような2日間になればと願う。
*「東アジア文化都市2023 静岡県×ロダンウィーク」コラボイベントの詳細は、こちらをご覧ください。
文◎王文強(おう・ぶんきょう 変面役者)